古文は大阪弁で。
2021年06月26日
「奉り給ひ侍り」と、申し給う。
「さしあげはったんですよ」と、申し上げはった。
登場人物4人出てくる古文の解説をしました。
高校1年生の国語テスト対策の質問への返答です。
補助動詞「給ふ」は、「~はる」と訳すと雰囲気がよくつかめるのです。
敬語の並べる順番も同じ。
そう。この並べる順も覚えておかなければいけないと、テキストには書いてあります。
「覚えるほどじゃなく、使ってるけどな」
そういうと、納得顔でうなずいてくれます。
聞いてる相手が友だちだったら
なんていう応用もきくようになりました。
敬意の方向も大切なポイントです。
説明時間は、わずか5分。
問題は、ほぼすべて正解できるようになったようです。
教え方にコツは確かにありますが、それよりも大切にしているのは
「どこでつまっているのか?」をつかむことです。
自分がどこでつまっているのかわかっていないことがよくあります。
そこをくみ取っていくのが、私たち講師の役割でもあるのです。
「はじめから、そう言ってくれればわかるのに」
わかりやすい授業。
それは、わからないところを見つけていく授業です。