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夏期合格力強化特訓 8/6 LH①クラスREPORT!

2021年08月06日

「悔しくはないのか?」


 


8月6日の最終授業は、社会。
担当の柴田先生が、授業の冒頭に話します。
「理科や数学の質問はたくさんあるでしょう。
社会科は、この授業で十分ということを証明しましょう」


 


分刻みのスケジュールを用意していた柴田先生。
このスライドの内容を、考えて空所を埋めて完成させるのは、5分くらいだと思う。
自分で何度も書いて平均タイムを出して、制限時間を決めてきたという柴田先生。
授業の場面の全てがスケジューリングされていました。


 


さぁ、授業スタート。
「なぜ?」「ここのつながりは?」
思考力を駆使して、”考える”社会の授業が進みます。


 


そして、授業の締めくくりに柴田先生が言った言葉。
「あと2問、いや3問残っているのは、演習タイムで解いておいてください」


 


10分の休憩時間中に、講師間では緊急ミーティングです。
頑張っていないわけではない。
けれど、子どもたちの可能性は、全て引き出されているのか?
”NO”
全ての講師が、子どもたちの更なる可能性を信じていました。
オンラインでも「熱」を届けられるのか。
勝負の一言が、冒頭のセリフでした。


 


「悔しくはないのか?」
柴田先生は、演習タイムは、数学や理科といった質問しなければならない科目に絞れるよう、社会はこの授業中に、と言っていた。
なのに、3問、解き残しが出た。
そして、そのことを悔しいと思う様子は見られなかった。
あともう少し早く書いていれば。あともう少し早く解いていれば。
そうすれば、その3問を授業中に解けたんじゃないのか?
先生から、全てを引き出しきれたんじゃないか?


 


そのことは、本当に
「悔しくはないのか?」


 


我々に平等に与えられたものは、「時間」をおいて他にはないのです。
その時間を、どう使うのか。その選択こそが人生です。


 


決して、頑張っていないわけではありません。
むしろ、褒められてしかるべき姿勢です。
声をかけずとも、講師がカメラの前に立つだけでONになるカメラ。
教材をすべて揃えて待っている姿。
それでも、誉めません。
だって、そこは、もはやあなた達の居るべき場所ではないから。


 


「では、演習タイムを始めます」
を合図に、質問に、問題演習に動き出す姿。
オンラインで、熱が届いたと感じられた瞬間でした。


 


夕食を挟んで、夜の演習。
20分前から入室してくる生徒たち。
演習スタート。
休憩前には何も言わなかったけれど、あえて投票機能での調査をかけました。


 


「夕食休憩時間中、勉強もしたという人は?」
勉強していたという生徒は65%
その数値に、今度こそ本当に悔しそうな35%の生徒


 


そして、本当に100%の生徒がスイッチの入った状態で、演習、質問スタート。
受験生に、講師が突き動かされるような90分でした。


 


夜の集会も終わり、挨拶
「ありがとうございました」
の後に、慌てた声が響きます。


 


「あの!あの!先生っ!」
ミーティングを終了するために、ボタンにかけた手を止めて問い返しました。
どうしたの?



「質問してもいいですか!」
「ぼくもっ!」


 


届きました。
私たちの思いをしっかりと受け止めてくれました。


 


「合格力」
それは、思い描いた理想の自分に向かって、一歩踏み出す行動力のこと。


 


その確かな一歩を確認できた1日でした。