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文章力と思考力

2020年08月24日

「子供たちの文章読解力が落ちてきている」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 私もそんな気がします。言葉を読み書きする能力は高いに越したことはないですが、時代の流れならそれも仕方ありません。


文字ができる前、情報は語り継ぐしかありませんでした。語り部と呼ばれる人が親から子へ、子から孫へと物語を暗唱して引き継いでいたようです。文字ができたおかげで情報記録は圧倒的に便利になりましたが、口伝という伝統は廃れました。写経や写本といった文化も印刷により淘汰されました。カメラが発明されて画像が写せるようになり、テープレコーダーで音声が録音できるようになり、あっという間にパソコンやスマホが普及し、今や誰もが簡単に動画を撮り編集できる時代になっています。文章の果たす役割が減ったとしてもなんら不思議はありません。現代の子供たちは、言葉だけではなくリアルな映像や音声も用いて知識を広げます。「英単語は書いて覚える」といった昔ながらの勉強法もいずれは消滅してしまうかもしれませんね。


ただ、「思考は言語によって作られる」という説がある以上、私たちのものの考え方に「言語」が影響を与えていることは間違いなさそうです。「文章読解力」が落ちていくのが時代の流れだとしても、「思考能力」が劣化すれば、人は容易にAIに取って代わられるでしょう。文章に触れる触れないはともかく、人間として常に「考える」習慣はつけたいものです。


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