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テスト問題の不備

2020年10月22日

本来あってはいけないことなのですが、塾講師だろうが、学校の先生だろうが、人間である以上ミスはします。だからテスト問題に不備があってもなんら不思議はありません。

ただ、テスト中に判明していれば生徒に訂正の案内ができますし、終了後であっても答案返却前に判明していれば点数調整もできますが、返却後となると大変です。場合によっては、全員の答案を回収し採点し直すなどという大騒ぎにもなりかねません。入試問題であれば新聞沙汰になったりもします。

今回、生徒が持ってきた中間テストの問題にもミスを発見してしまいました。

基本的に点数と全く関係ないミスであれば、なるべく生徒には伝えないようにしています。得られるのは私の自己満足、失うのは学校の先生に対する生徒の信頼だからです。塾講師は学校教諭の敵ではありません。同じ生徒に関わって同じように成績を伸ばそうとしているわけですから、直接の面識はないものの、ある意味チームだと言ってもいいでしょう。そのパートナーの信頼を損うような行為は極力避けるべきです。

しかし、もしそれが「生徒の得点に関わる」問題ミスだったとしたら見過ごすわけにもいきません。こんな時はとても迷います。「採点ミス」ならその生徒が抗議して点数を上げてもらえばいいのですが、「問題ミス」は他の多くの生徒にも関わってくるのですから。

今回のものに関して、わたしはやむなく「設問自体に不備があること」を生徒に伝えました。生徒が先生にどのように伝え、先生がどのような反応を返すかはわかりませんが、多少なりとも波風は立ちます。人間関係は穏やかであるに越したことはありません。

やはり教育者は自己研鑽を怠ってはいけないと、今回の件を自分の身に置き換えて気を引き締め直しました。


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