毎回のことですが、講習会の前になるといつも時間割組みに苦慮します。
クラス指導であれば、まずは全員が来られる時間帯を考えますので、たとえばクラブ活動のある中1・中2生たちは早めの時間帯には組めません。結果的に全てのクラブが午前中で終わったとしても、一部でも午後からの可能性がある以上、昼から授業を入れるのは難しくなります。もちろん塾によってはクラブを休むことを強要する場合もあるでしょう。でも、イングはクラブとの両立を支援する塾ですので、可能な限り落としどころを探ります。
一方個別指導ですが、こちらは個々の都合に合わせて時間割を組みますので、自由度は遥かに高くなります。講師と生徒との都合さえ合えばいいので、1コマ2コマの話であれば苦労することはありません。ですが問題は「短い期間にたくさんの授業を組む」ところなのです。
本来なら平常で担当している講師が授業をするのがいいのですが、講師は1コマに2人までしか担当できません。同じ時間帯に担当の生徒が3人いれば、誰か1人は他の講師が授業をすることになります。生徒の時間帯を変えれば解決する場合もありますし、科目を変え、組み合わせを変えることでうまくいく場合もありますが、なかなかそう簡単にはいきません。また、他の講師が担当するとしても、毎回コロコロと講師を変えることもはばかられます。生徒だけではなく講師にも負担となるからです。
講師と生徒と教科、そして座席数を全て考慮しながらジグソーパズルを組み上げていく作業は毎回たいへんな苦労ですが、授業の根幹に関わる部分ですのでここをおろそかにする訳にはいきません。
さ、いよいよ冬期講習会が迫ってきました。準備は着々と整っています。あとは、生徒の皆さんにたくさん頭を鍛えてもらうだけです。
みんな、頑張ろう!