クレアールの中小企業診断士講座は「非常識合格法」で学習範囲を絞り込み、2次試験の添削指導や合格ゼミまでワンパッケージで受けられる通信講座です。2026年度からは2次試験の口述が廃止され、筆記の完成度がこれまで以上にカギを握る年度になりました。この記事では、最新の受講料金やキャンペーン情報、受講者のリアルな口コミ、他社との違いを整理し、「自分に合うかどうか」を判断できるようにまとめています。
クレアール中小企業診断士講座の結論――おすすめできる人・合わない人
中小企業診断士の通信講座を比較するとき、まず気になるのは「結局どんな人にクレアールは向いているの?」という点でしょう。先に結論から整理しておくと、クレアールが合う人・合わない人はかなりはっきり分かれます。自分がどちらに近いか確認しながら読み進めてみてください。
添削と質問を使い倒したい人にクレアールは相性がいい
クレアールが他の通信講座と大きく異なるのは、2次試験の記述対策に「人の手による添削」がコースに組み込まれている点です。2次試験は記述式にもかかわらず模範解答が公表されないため、自分の答案がどこまで合格水準に達しているかを客観的に判断しにくいという特性があります。独学で2次試験に臨む場合、答案のクセやズレに自分だけでは気づけないまま本番を迎えてしまうリスクがあり、ここに添削のニーズが生まれます。
クレアールではコースによって添削の事例数が異なりますが、主要コースでは養成答練や公開模試を合わせて最大28事例の答案添削を受けることができます。さらに、月1回のオンライン合格ゼミでは他の受講生と事例問題のアプローチを議論し、講師からフィードバックをもらう場も用意されています。質問はメールや電話で回数無制限、追加料金なしで利用できるため、「わからないところを放置せずに解決したい」というタイプの受験生とは非常に相性がよいといえます。
通信講座でありながら、ここまで双方向のサポートを標準で備えているスクールは多くありません。2次試験に不安を感じている人、独学で行き詰まった経験がある人にとって、クレアールの添削・質問体制は大きな安心材料になるはずです。
価格最優先・通学希望の人には別の選択肢がある
一方で、「とにかく安い講座がいい」「通学して対面で学びたい」という人にとっては、クレアールがベストとは限りません。中小企業診断士の通信講座で最も低価格帯に位置するのはスタディングで、1次2次合格コースのミニマムプランであれば48,400円から受講できます。クレアールの主要コースは割引適用後でも10万円〜17万円台が中心ですから、価格差は小さくありません。
また、クレアールは完全通信制のため教室や校舎がなく、「講師に直接会って相談したい」「学習仲間がいる環境で勉強したい」という人には物足りなさを感じる可能性があります。通学型で受験生同士のつながりや、大規模な模試で自分の立ち位置を把握したいのであれば、TACをはじめとした大手予備校を検討した方がフィットするケースもあるでしょう。
つまり、クレアールの強みは「通信でも2次試験の添削やディスカッションまでカバーできる手厚さ」にあり、逆にそこを求めていない人には過剰スペックになりかねません。自分が何を重視するかを軸に講座を比較すると、選択を間違えにくくなります。
クレアール中小企業診断士講座が選ばれる3つの理由
クレアールの中小企業診断士講座には、受講を決めた人が口をそろえて評価するポイントが3つあります。「学習範囲を絞る設計」「スキマ時間を活用できるツール」「2次対策の充実度」の3点です。それぞれ詳しく見ていきます。
「非常識合格法」で合格ラインの60点に集中できる学習設計
クレアール最大の特徴ともいえるのが、「非常識合格法」という独自の学習メソッドです。これは満点を目指すのではなく、合格ライン(各科目60%以上)を確実に超えることに焦点を当てた考え方で、長年にわたる過去問分析をもとに「出題されやすい論点」と「そうでない論点」を明確に区分けしています。
テキストも同じ思想で作られており、重要度がA(必ず正解したい)・B(落としたくない)・C(合否に直接影響しにくい)の3段階にランク分けされています。受験生はまずAランクを完璧にし、次にBランクを固めるという流れで学習を進めることで、限られた時間の中でも合格点に到達しやすい設計になっています。
社会人の受験生にとって、学習範囲が広すぎることは挫折の大きな原因です。中小企業診断士の1次試験は7科目もあり、どこまでやればいいのかが見えにくい。その点、クレアールは「ここをやれば受かる、ここはやらなくていい」という境界線を示してくれるため、仕事と両立しながら合格を目指す人に特に支持されています。実際、合格体験記でも「範囲を絞ってくれたおかげで迷わず学習できた」という声が目立ちます。
CROSS STUDYと1000問ノック――スキマ時間で回せるアウトプット環境
知識のインプットだけでなく、アウトプット面でもクレアールは独自の仕組みを持っています。その中心にあるのがWebアプリ「CROSS STUDY」です。
CROSS STUDYは認知心理学の知見を取り入れた学習ツールで、過去の解答履歴をAIが分析し、正答率が低い論点や復習時期が来た問題を自動的にピックアップして出題してくれます。問題には図表入りの解説がつき、「なぜ間違えたのか」を視覚的に理解できる点も大きな特徴です。スマートフォンから利用できるため、通勤電車の中や昼休みといったちょっとした隙間時間に繰り返し問題を解くことができます。
さらに、1次試験対策には「1000問ノック答練」が用意されており、過去問から頻出論点を抽出した大量の演習問題で実践力を鍛えることが可能です。過去問題集も長年の試験分をカバーしており、論点別に整理されているため、同じテーマの問題を続けて解くことで出題パターンをつかみやすくなっています。
インプットは講義動画とテキスト、アウトプットはCROSS STUDYと答練・過去問という二本柱の構成によって、通勤中も自宅でもシームレスに学習を続けられる環境が整っています。
2次対策は最大28事例添削+合格ゼミが標準装備
中小企業診断士試験の最大の壁ともいわれるのが2次試験です。記述式で模範解答が公表されないため、独学では「自分の答案がどのレベルにあるのか」が見えづらく、対策の方向を間違えてしまう受験生も少なくありません。
クレアールの2次対策は、5段階レベルアップ方式で記述力を段階的に引き上げていく構成です。まず基礎知識を固めてから、徐々に実践的な事例演習へと進んでいきます。主要コースでは養成答練12事例、完成答練12事例、公開模試4事例の合計28事例で添削指導が受けられます。ただしハイスピード春コースでは16事例(養成12+公開模試4)となるなど、コースごとに添削数は異なるため、申し込み前に確認しておきましょう。
もう一つの大きな特徴が「合格ゼミ」です。これは月1回のオンラインディスカッション形式で実施され、受講生同士が事例問題の解法や考え方を共有し、講師からリアルタイムでフィードバックをもらいます。通信講座では他の受験生と接点を持つ機会が少なくなりがちですが、合格ゼミでは「自分には思いつかなかった切り口」を知ることができ、答案の質を引き上げる貴重な場になっています。合格体験記でも「合格ゼミが最も役に立った」という声は多く寄せられています。
講師とサポート体制の実態――質問は本当に無制限?
通信講座を選ぶ際、「サポートが薄いのでは?」と心配する人は多いものです。クレアールのサポート体制が実際にどうなっているのか、具体的に確認していきます。
全科目の講師が有資格者で一括指導する体制
クレアールは「1科目1講師専任主義」を掲げており、各科目の講義はその分野に精通した講師が担当しています。テキストの制作から講義の収録まで同じ講師が一貫して行うため、教材と講義の間に齟齬が生じにくいのが利点です。担当講師には中小企業診断士・税理士・社労士といった資格保有者のほか、経済学の専門家など実務と理論の両面に明るい人材が揃っています。
クレアール公式では、講義・添削を担当する講師陣は全員が中小企業診断士の資格を持つプロフェッショナルと案内されています。各科目の講義を担当する講師がテキスト制作も一貫して行う体制がとられており、教材と講義の整合性が保たれやすい仕組みです。受験対策室長を務める古森創講師はクレアール独自の「非常識合格法」を開発した人物としても知られ、著書『中小企業診断士試験 非常識合格法』は試験の全体像を把握する入門書として受験生の間で広く読まれています。なお、講師の担当科目は年度によって変更されることがあるため、最新の講師情報は申込前に公式サイトの講師紹介ページで確認するのが確実です。
講師が教材と講義の両方に責任を持つことで、「テキストに書いてあることと講義で説明されることが食い違う」といった混乱が起きにくい構造になっている点は、受講生にとって安心材料です。
質問は回数無制限・追加料金なし、受験アドバイザーへの相談導線もある
クレアールの質問サポートは回数無制限で、追加料金もかかりません。メール・電話・FAXのほか、専用の質問フォームからも問い合わせが可能です。回答の目安は概ね2日〜5日のサイクルとされており、教材や講義の内容に関する質問であれば制限なく利用できます。
この「無制限」という点は、他社と比較すると明確な差別化ポイントです。たとえばスタディングでは質問がチケット制(1枚あたり1,210円)で、パーフェクトコースには50枚が付属するものの、使い放題ではありません。大手予備校でも質問回数に上限を設けているケースがある中、クレアールは追加費用なしで何度でも聞ける仕組みになっています。
さらに、2次試験対策では添削指導に加えて、受験アドバイザーが学習計画や進捗管理の相談に応じる仕組みも用意されています。「今の時期にどこまで進んでいればいいか」「苦手科目をどう配分するか」といった戦略的なアドバイスをもらえるため、独学では得られないペースメーカーの役割を果たしてくれます。質問回数を気にせず使い倒せる環境は、特に学習初期の不安が大きい受験生にとって大きな後ろ盾になるでしょう。
受講者の良い口コミから見えるクレアールの強み
クレアール中小企業診断士講座で実際に学んだ受講者の声を複数の媒体から調査しました。ぜひ、参考にしてください。
「添削が厳しいけど的確」で2次の答案が変わったという声
受講者の口コミで最も多く挙がるのが、2次試験の添削に関する評価です。クレアール公式サイトに掲載されている合格体験記でも、「20点台の厳しい評価を受けた答案があったが、どこが論理的でないか、与件の根拠が弱いかを丁寧に指摘してもらえた」という趣旨の声が見られます。
中小企業診断士の2次試験は、事例企業の経営課題を読み取り、助言を記述する形式です。問題文から必要な情報を過不足なく拾い、論理的に組み立てる力が求められるため、自分一人では答案の弱点に気づきにくい性質があります。クレアールの添削では、設問の要求に対してどこが不足しているか、どの論点が余計なのかを赤字で細かく指摘されるため、「何を改善すればいいか」の道筋が見えやすくなります。
はじめのうちは厳しい評価にモチベーションが下がることもあるかもしれませんが、回数を重ねるごとに答案の構成力が上がっていくのを実感できたという体験談は多く、「あの厳しさがあったから合格できた」と振り返る合格者も少なくありません。
合格ゼミで他の受験生の考え方に触れてレベルアップできたという声
合格ゼミに対する評価も高い傾向にあります。「自分では思いつかない切り口で事例を分析している受講生がいて、視野が一気に広がった」「講師のフィードバックだけでなく、他の人の答案を見ることが勉強になった」といった声が見られます。
通信講座では基本的に一人で学習を進めるため、「自分のやり方が正しいのか」「他の受験生はどの程度のレベルなのか」が見えにくいという弱点があります。合格ゼミはその弱点を補う仕組みとして機能しており、ディスカッション形式で他の受講生と意見を交わすことで、自分だけの殻にこもらずに多面的な思考を養えるのがポイントです。
参加はオンラインで行われるため、地方在住の受験生でも問題なく利用できます。「通学しなくても他の受験生と交流できるのがありがたかった」という声もあり、通信講座ならではの孤独感を軽減する役割も果たしています。
テキストが薄くて持ち運びやすく、過去問連動で学習しやすいという声
教材に関しては、「テキストが薄いから持ち運びやすく、電車の中でも読める」「不要な情報が削られていて、何を覚えるべきかが明確」という意見が多くあります。非常識合格法の考え方に沿って合格に必要な論点に絞って編集されているため、ページ数がコンパクトに抑えられているのが特徴です。
もう一つ評価が高いのが、過去問題集の使い勝手です。クレアールの過去問題集は論点別・重要度別に整理されており、「同じテーマの問題をまとめて解けるから、出題パターンがつかみやすい」という声があります。収録範囲も幅広く、長期的な出題傾向の変化まで追える点を評価する受講者も少なくありません。
ただし、テキストはモノクロ(白黒もしくは2色刷り)で、フルカラーの教材に慣れている人にはシンプルすぎると感じる可能性があります。「書き込みがしやすい」と好意的にとらえる人もいれば、「もう少し色分けがあった方が見やすい」と感じる人もおり、ここは個人の好みが分かれるポイントです。気になる場合は、無料の資料請求でサンプル教材を確認してから判断するとよいでしょう。
受講前に知っておきたいクレアールの注意点と気になる口コミ
どんな講座にも向き不向きがあります。クレアールを検討する際に知っておきたい注意点も正直にまとめました。これらのポイントが自分にとって許容範囲かどうか、冷静に見極めてみてください。
テキストの誤字脱字は大手予備校より多いとの指摘がある
外部レビューや受講者の体験談では、「テキストの誤字・脱字がやや目立つ」という指摘が複数確認できます。漢字変換のミスやてにをはの誤りなど、内容の理解に致命的な影響を及ぼすほどではないものの、細部の正確さを重視する人にとっては気になる部分かもしれません。
クレアールは大手予備校と比べて規模が小さく、教材の校正に充てるリソースにも限りがあるという背景があります。公式ではこうしたミスが発見された場合に正誤表を配布する対応がとられていますが、「ミスのない完璧な教材」を期待する人にはストレスに感じる可能性があるのは否めません。とはいえ、内容の正確さ自体に問題があるわけではなく、「学習の本質に影響しない軽微なミス」として割り切れるかどうかが判断の分かれ目になります。
通信講座としては最安ではなく、セット購入が前提の料金設計
クレアールの受講料は通信講座の中では中程度に位置しています。1次2次ストレート合格パーフェクトコースの場合、一般価格は250,000円で、キャンペーン適用で170,000円前後まで下がります。一方、スタディングの1次2次合格コースは48,400円〜89,700円で受講できるため、純粋な価格比較ではスタディングの方がかなり安く収まります。
クレアールの受講料がその分高いのは、紙テキスト・過去問題集・添削指導・合格ゼミ・質問無制限といったサービスがすべてパッケージに含まれているためです。「添削もゼミも質問も全部ほしい」という人にとってはコストパフォーマンスが高い設計ですが、「講義動画とテキストだけで十分」という人にはオーバースペックになる面もあります。
なお、クレアールにも1次試験のみのコースや、ecoパック(紙テキストなしのWeb通信版)など比較的安価な選択肢は存在します。ただし、クレアールの真価が発揮されるのは添削・合格ゼミ・質問無制限が揃った主要パッケージコースであり、それらを除いた受講では他社との差別化が薄まる点は理解しておいた方がよいでしょう。
受講生数は非公表で模試の母集団は限られる可能性がある
クレアールは受講生数を公式に公表していません。大手予備校と比べると規模が小さいため、模試の母集団もそれに応じて限られる可能性があります。模試の順位で全国の受験生の中での自分の立ち位置を正確に把握したいという人にとっては、物足りなく感じるケースがあるかもしれません。
模試の母集団規模を重視する場合は、クレアールの講座に加えて、受験者数が多い公開模試を別途受けるという選択肢もあります。「全国模試で自分の立ち位置をしっかり確認したい」というニーズが強い人は、大手予備校の模試だけ別途申し込むことも検討するとよいでしょう。
ただし、模試の母集団が小さいことと講座の質は直接関係しません。クレアールの強みは添削や合格ゼミといった個別対応の手厚さにあるため、「大人数の中での順位」よりも「自分の答案を具体的に改善する」ことを重視するなら、受講者数の少なさはそこまで大きなマイナスにはならないはずです。
コース別の受講料と損しないための割引活用法
クレアールの中小企業診断士講座は、受験経験や学習計画に応じて複数のコースが用意されています。料金はキャンペーンの時期によって変動するため、ここでは2026年4月時点の割引価格を目安として整理します。申し込み前には必ず公式サイトで最新の価格を確認してください。
初めて受験する人向け――パーフェクトコースとハイスピード春コース
初学者が1次・2次試験のストレート合格を目指す場合、最もスタンダードな選択肢が「1次2次ストレート合格パーフェクトコース」です。1次7科目の基礎講義から2次対策の添削・合格ゼミまですべてセットになったフルパッケージで、一般価格は250,000円、2026年4月の割引価格は170,000円で提供されています。合格お祝い金として50,000円が用意されているほか、教育訓練給付制度の対象講座にもなっています。
より演習量を厚くしたい人には「1次2次ストレート合格アドバンスドコース」もあります。こちらは28事例の添削指導と月1回の合格ゼミを含み、一般価格210,000円に対し割引価格は142,800円です。パーフェクトコースとの違いは主に2次対策の演習量にあるため、2次試験への不安が特に大きい人はアドバンスドを選ぶとよいでしょう。
「試験本番まで時間がない」「短期集中で仕上げたい」という人には「1次2次ストレート合格ハイスピード春コース」が用意されています。一般価格150,000円のところ、割引価格は102,000円です。履修時間は約220時間に設計されており、添削事例は16事例(養成12+公開模試4)とパーフェクトコースよりコンパクトですが、合格ゼミや質問無制限のサポートはしっかり含まれています。コスト面で主要コースの中では最も手が届きやすい価格帯です。
2年かけて確実に受かりたい人向け――セーフティ春コース
「1年で受からなかったらどうしよう」という不安が大きい人には、2年型の「1次2次ストレート合格セーフティ春コース」が安心感のある選択です。このコースの特徴は、1年目に不合格だった科目を翌年度に無料で再受講できる保証がついている点です。
一般価格は310,000円ですが、2026年4月割引価格では192,200円まで下がります。合格お祝い金は2026年の2次試験に合格した場合70,000円、翌年2027年の合格でも50,000円が支給されます。加えて1次試験は1科目合格につき5,000円(最大35,000円)が出る仕組みです。
仮に2026年の2次試験に一発で合格できれば、割引価格192,200円からお祝い金70,000円を差し引いて実質122,200円という計算になります。教育訓練給付制度も対象であるため、条件を満たせばさらに受講料の20%(上限100,000円)が支給されます。2年間の学習保証を考えると、コストパフォーマンスの面では魅力的な設計といえます。
ただし、2年型コースを選ぶとモチベーション管理が課題になることもあります。「どうせ来年もあるから」と気が緩みやすいため、1年目から全力で取り組む意識が大切です。
2次試験だけ強化したい人向け――2次合格パーフェクトコース
すでに1次試験に合格している人や、独学で1次を通過したものの2次対策に手応えがない人には、「2次合格パーフェクトコース」が用意されています。一般価格120,000円に対し、割引価格は96,000円です。合格お祝い金は30,000円、教育訓練給付制度の対象にもなっています。
このコースには5段階レベルアップ方式の講義、過去25年分の事例分析、事例演習50回、答案添削、合格ゼミがすべて含まれています。2次試験は記述式で対策が立てにくいため、「自力では伸び悩みを感じている」「添削を受けて答案の精度を上げたい」という人にとって、10万円を切る価格でこれだけの内容が揃っているのは検討に値するでしょう。
他校の1次対策を終えてから、2次だけクレアールに乗り換えるという受講パターンも実際にあります。コース選びに迷ったら、公式サイトで各コースのカリキュラム詳細を比較するのが確実です。
再受講割引・教育訓練給付制度・合格お祝い金の使い方
クレアールにはコース料金をさらに抑えるための割引制度が複数あります。上手に活用すれば、実質的な負担を大幅に軽減できます。
再受講割引は、過去にクレアールの講座を受講した人が対象のコースを受講する場合に適用されます。割引額はコースごとに固定額で設定されており、たとえば2026年向け案内では1次2次ストレート合格セーフティコースが30,000円引き、1次2次ストレート合格コースが15,000円引きといった形です。一律のパーセンテージではなくコースごとに金額が異なるため、申込前に最新の案内を確認するのが確実です。不合格で翌年も受講する場合に大きな助けになる制度です。
教育訓練給付制度(一般教育訓練)は、厚生労働省が所管する制度で、受講料の20%(上限100,000円)がハローワークから支給されます。雇用保険の被保険者期間など一定の条件を満たす必要がありますが、対象講座であれば講座修了後に申請可能です。クレアールでは主要コースの多くが指定講座となっています。ただし、修了要件や対象外のコースがある場合もあるため、支給要件の詳細は申込前に最新の公式案内で確認しておきましょう。
合格お祝い金は、コースによって30,000円〜70,000円が支給されます。セーフティ春コースでは1次試験の科目合格にも1科目あたり5,000円(最大35,000円)が出るため、仮に全科目合格+2次合格となれば最大105,000円のお祝い金を受け取れる計算です。
キャンペーン価格に加えて、教育訓練給付制度の受給要件を満たし、さらに合格してお祝い金を受け取れた場合には、実質負担が10万円前後まで下がるケースもあります。ただし、対象講座かどうか、給付要件を満たしているか、合格の有無によって実際の負担額は変わるため、全員が同じ恩恵を受けられるわけではない点に注意してください。月ごとに割引価格が変動する点も踏まえ、申し込みのタイミングは公式サイトの「期間限定割引チラシ」で最新情報を確認するのが確実です。
スタディング・TACと比べたときのクレアールの立ち位置
クレアールを検討している人の多くは、スタディングやTACとも比較しているはずです。3社はそれぞれ強みの軸が異なるため、単純な優劣ではなく「自分の優先順位に合うのはどれか」で選ぶのが正解です。
| 比較項目 | クレアール | スタディング | TAC |
|---|---|---|---|
| 受講形式 | 通信(Web+紙教材) | 通信(スマホ完結型) | 通学+通信 |
| 1次2次コースの目安料金 | 102,000〜192,200円(割引時) | 48,400〜74,800円(通常版) | 315,000円+入会金10,000円 |
| 2次添削 | 最大28事例(コースにより異なる) | パーフェクトにAI添削付属(他コースは別売) | あり(通学・通信共通) |
| 質問サポート | 無制限・無料 | チケット制(上位コースに付属枚数あり) | あり(回数制限の場合あり) |
| 合格ゼミ | 月1回オンライン(標準装備) | なし | なし(通学で講師に直接質問可) |
| 教育訓練給付制度 | 対象(主要コース) | 対象コースあり | 対象(主要コース) |
| 合格お祝い金 | 30,000〜70,000円 | 10,000円 | なし |
料金を抑えてスマホ完結したいならスタディング
スタディングの最大の強みは価格の安さとスマホ完結の手軽さです。2026年度対応の1次2次合格コースは通常版でミニマム48,400円、スタンダード59,400円、パーフェクト74,800円と、いずれも10万円以下で1次2次の対策がひと通り揃います(冊子版付きプランは別価格)。講義動画はスマートフォンやタブレットで視聴でき、AIによる学習進捗管理機能も備わっているため、隙間時間を有効活用して学びたい人に向いています。
一方で、紙のテキストは標準では付属しません。質問サポートはチケット制ですが、スタンダードにはQ&Aチケット10枚、パーフェクトには50枚が付属しており、全コース一律で有料というわけではありません。2次試験のAI添削はパーフェクトコースに含まれ、ミニマム・スタンダードでは別売です。コースごとにサポート内容がかなり異なるため、「費用を抑えたいが、どこまでのサポートが必要か」を見極めた上でプランを選ぶのがポイントです。
校舎・通学・大手ブランドを重視するならTAC
TACは全国に校舎を持つ大手予備校で、通学と通信の両方を選べるのが特徴です。2026年合格目標の「1・2次ストレート本科生」はWeb通信で315,000円(入会金10,000円別途)、受験経験者割引で275,000円、再受講割引で250,000円(入会金不要)となっています。クレアールやスタディングと比べると価格帯はかなり上がりますが、教室での対面授業、講師への直接質問、数千人規模の模試による精度の高い順位把握といった「通学ならでは」のメリットがあります。
教材はカバー範囲が広く網羅型の設計で、幅広い過去問を中心に構成されています。「重要論点に絞る」というクレアールのアプローチとは対照的に、「幅広く学んで取りこぼしをなくす」という方針です。学習時間を十分に確保できる人や、学習仲間がいる環境で切磋琢磨したい人に合っています。
通信で2次添削まで手厚く受けたいならクレアール
クレアールは、スタディングとTACのちょうど中間に位置するバランス型の講座です。料金はスタディングほど安くはありませんが、TACよりも大幅に抑えられます。その上で、2次試験の添削指導・合格ゼミ・質問無制限という「人の手によるサポート」が標準で含まれている点が最大の差別化要素です。
特に2次試験の記述対策を重視する人にとって、コースに含まれる形で添削を受けられるのは大きなメリットです。スタディングではオプション対応、TACでは通学が前提になりがちな部分を、クレアールは通信のまま手厚くカバーしています。
まとめると、最安値で始めたいならスタディングが有力です。一方、通信のまま2次添削と質問対応をまとめて受けたいならクレアールが候補になります。教室での対面授業や通学系のフォローまで重視するなら、TACも比較対象に入ります。なお、スタディングは上位コースでQ&Aチケットや2次AI添削が付くため、比較時は「会社名」ではなく「コース名」まで確認して判断するのがおすすめです。どの講座がベストかは、自分の学習スタイルと予算、そして2次試験への不安の度合いで決まるため、「正解はひとつ」ではないことを理解した上で比較してみてください。
中小企業診断士試験の最新情報――2026年度は何が変わる?
2026年度(令和8年度)の中小企業診断士試験は、制度面で大きな変更が入る節目の年です。受験を考えている人は、ここで最新の情報を押さえておきましょう。
2次試験の口述が廃止され、筆記だけで合否が決まる
2026年度から2次試験の口述試験が廃止されます。これまでは筆記試験に合格した後、口述試験(面接形式)を経て最終合格が決まる流れでしたが、今後は2次の筆記試験の成績のみで最終合否が確定します。
口述試験は合格率99%以上とほぼ全員が通過する試験でしたが、それでも「もし落ちたら」という不安を抱える受験生は少なくありませんでした。この負担がなくなること自体はプラスですが、一方で「筆記だけで決まる」ということは、2次筆記の答案の完成度がこれまで以上に重要になるということでもあります。
この変更を踏まえると、2次試験の記述力を高める対策が鍵になります。クレアールの添削指導やロジカル・チャートを用いた答案作成のメソッドは、筆記偏重の新制度においてその強みが発揮されやすい環境といえるでしょう。
受験手数料が改定――1次17,200円・2次15,100円に
口述試験の廃止に伴い、受験手数料も2026年度から改定されます。1次試験は従来の14,500円から17,200円に値上げ、2次試験は17,800円から15,100円に引き下げとなりました。1次と2次の合計額は32,300円で改定前と同額です。
中小企業庁の説明では、口述試験の廃止によるコスト削減分を1次と2次の配分調整に充てたとされています。受験生にとっての総負担額は変わらないため、金銭面で大きな影響はありません。ただし、1次試験だけ受験する人にとっては2,700円の値上げとなるため、科目合格制度を活用して複数年にわたって受験する場合は注意が必要です。
試験日程は、1次試験が2026年8月1日(土)・2日(日)、2次試験が2026年10月25日(日)の予定です。口述試験がなくなった分、最終合格発表は2027年1月13日(水)と例年より早まる見込みです。
直近の1次合格率23.7%・2次合格率17.6%をどう見るか
直近の2025年度(令和7年度)試験統計を確認しておきます。1次試験は申込者26,211人のうち、全科目受験者は18,360人で、合格者4,344人、合格率は23.7%でした。2次試験は受験者7,044人のうち合格者1,240人、合格率は17.6%です。
1次の合格率23.7%は過去5年間で最も低い数値で、前年の27.5%から約4ポイント下がりました。2次の17.6%も過去5年では最低水準です。試験の難化傾向が一時的なものか、今後も続くのかは現時点では判断が難しいですが、油断できない状況であることは間違いありません。
科目別に見ると、1次試験で最も合格率が低かったのは財務・会計の8.4%で、逆に最も高かったのは中小企業経営・中小企業政策の30.7%でした。苦手科目をどう克服するかが合否を分ける大きなポイントになっており、「合格に必要な範囲に絞って効率よく対策する」というクレアールの非常識合格法のアプローチは、こうした難化傾向の中でも有効な戦略の一つです。
クレアール中小企業診断士講座でよくある疑問に答えます
クレアールの受講料が一番安くなる時期はいつ?
A. クレアールは毎月キャンペーンを実施しており、割引価格は月ごとに変動します。一般的な傾向として、新コースがリリースされた直後の時期は割引率が高くなるケースが多いですが、「この月が必ず最安」と断定することはできません。たとえば2026年度のセーフティ春コースは一般価格310,000円が192,200円に、ハイスピード春コースは150,000円が102,000円に割引されています。最新の割引価格は公式サイトの「期間限定割引チラシ」で毎月更新されているため、申し込み前に必ず確認しましょう。
クレアールの教材だけで合格できる?独学と比べてどう?
A. 1次試験については、クレアールの教材は過去問と連動して論点別・重要度別に整理されているため、独学でバラバラの参考書をそろえるよりも効率的に学習を進められます。2次試験については、模範解答が公表されない記述式試験のため、独学では自分の答案の弱点に気づきにくいというデメリットがあります。クレアールの添削指導は答案の改善点を客観的に指摘してもらえる点で独学との大きな差になり、合格体験記でも「添削のおかげで記述力が伸びた」という声は多く見られます。
クレアールは合格率を公表している?
A. クレアールは受講生全体の合格率を公式には公開していません。確認できるのは合格体験記や合格者のコメントが中心で、受講者全体に対する合格割合は非公表です。公式サイトでは2次試験合格者数が近年増加傾向にあるとの情報が掲載されていますが、母数(受講生数)との比率は公開されていないため、数字だけで他校と直接比較するのは難しい状況です。合格率だけで講座を判断するのではなく、自分の学習スタイルに合ったサポート体制が整っているかを基準に選ぶのがよいでしょう。
2次対策だけクレアールで受講する価値はある?
A. 2次合格パーフェクトコースは2次試験に特化した内容で、過去25年分の事例分析、5段階レベルアップ講義、事例演習50回、答案添削、合格ゼミがすべて含まれています。割引価格で96,000円と、2次専門の対策としては手の届きやすい価格帯です。独学や他校で1次を通過した人が「2次の記述力だけを強化したい」というケースでは十分に検討する価値があります。特に、通信講座でありながら添削とディスカッション(合格ゼミ)の両方を受けられる点は、2次対策としての大きな強みです。
セーフティコースとパーフェクトコースの違いは?
A. パーフェクトコースは1年完結型で、1次・2次を同年度にストレートで合格することを目指す設計です。セーフティコースは2年型で、1年目に不合格だった科目を翌年度に無料で再受講できる保証が付いています。お祝い金にも差があり、セーフティでは2次合格で70,000円(翌年合格は50,000円)、1次科目合格で1科目5,000円(最大35,000円)が支給されます。パーフェクトコースの場合は合格お祝い金50,000円です。「確実に受かりたいから2年計画で臨みたい」ならセーフティ、「1年で決めるつもりで集中投資したい」ならパーフェクトを選ぶのが基本的な判断基準になります。
クレアールとスタディングで迷ったらどちらを選ぶべき?
A. 両者は強みの軸が異なるため、何を優先するかで答えが変わります。価格の安さとスマホ学習の手軽さを最重視するならスタディングが適しています。1次2次合格コースは通常版でミニマム48,400円からパーフェクト74,800円までの価格帯で、講義動画はスマホで完結、AIによる進捗管理も備わっています。一方、2次試験の添削指導や質問無制限、紙テキスト、合格ゼミまで含めた総合的なサポートを求めるならクレアールの方が手厚い内容です。費用は高くなりますが、特に2次の記述力を伸ばしたい人にとっては、添削と合格ゼミの存在が大きな差になります。
2026年度から口述試験がなくなると受験戦略はどう変わる?
A. 口述試験の廃止により、2次試験は筆記の結果だけで最終合否が決まります。従来は口述でほぼ全員が合格していたため、実質的には筆記通過がゴールに近い状態でしたが、制度上は「筆記がすべて」となるため、答案の精度をさらに高める意識が重要になります。練習と添削を繰り返して答案の質を上げていく学習戦略がより効果的な年度といえるでしょう。クレアールの添削指導や「ロジカル・チャート」「与件抽出シート」といった独自ツールは、答案作成の手順を固定化したい受験生には相性がよい一方、すでに自分の解法が固まっている人には必須とは限りません。とはいえ、筆記重視の新制度においては、記述力を客観的に磨ける環境があること自体が大きなアドバンテージになるでしょう。
まとめ――クレアール中小企業診断士講座を検討するなら押さえたい5つのポイント
ここまでクレアール中小企業診断士講座の特徴、料金、口コミ、他社比較、最新の試験情報を詳しく見てきました。最後に、検討にあたって特に重要な5つのポイントを整理します。
- 2次試験対策の手厚さが最大の強み:最大28事例の添削指導、月1回の合格ゼミ、質問回数無制限という「人の手によるサポート」が通信講座でありながら標準で含まれている。2次試験に不安を感じている人にとっては、ここがクレアールを選ぶ最大の理由になる。
- 非常識合格法で学習効率を上げられる:合格ラインの60%に焦点を絞り、重要論点を優先的に学ぶ設計は、仕事と両立しながら短期合格を目指す社会人に向いている。CROSS STUDYによるAI出題でアウトプットも効率化できる。
- 料金は中程度だが、割引とお祝い金で実質負担を抑えられる:一般価格は12〜31万円と幅があるが、月次キャンペーン・教育訓練給付金・合格お祝い金を併用することで、条件を満たせば実質負担が10万円前後に収まるケースもある。ただし対象講座・給付要件・合格の有無で変わるため、申し込み前に公式の最新情報を必ずチェック。
- 2026年度は口述廃止で筆記の重要度が上がる:2次の口述試験が廃止され、筆記だけで合否が決まる初年度。記述力の仕上げがこれまで以上に合格を左右するため、添削を中心とした対策の価値が高まっている。
- 向き不向きを見極めてから申し込む:テキストがモノクロでシンプル、受講者数が大手より少ないといった注意点もある。価格最優先ならスタディング、通学希望ならTACも選択肢に入る。無料の資料請求やサンプル講義で雰囲気を確認してから判断するのが失敗しないコツ。
中小企業診断士は取得すれば経営コンサルティングの国家資格としてキャリアに大きなプラスになる一方、合格率は1次・2次ともに20%前後と決して簡単な試験ではありません。だからこそ、自分に合った講座で効率よく準備を進めることが合格への最短ルートになります。まずはクレアールの公式サイトで無料の資料請求をして、教材のサンプルやコースの詳細を手元で確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
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