アガルート行政書士講座は「受講料は高めだけど合格実績が目立つ」と話題になりやすい通信講座です。ただ、講座のボリュームや合格特典の条件は、申し込む前に知っておかないと「思っていたのと違う」となりやすい部分でもあります。良い面だけでなく受講料や全額返金の条件まで正面から取り上げながら、「自分に合う講座なのか」を判断するための材料を順番に紹介していきます。
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- アガルート行政書士講座の評判を結論から言うと「高いが、講義とサポートで選ぶ人には強い」
- 受講前に知っておきたいアガルート行政書士講座の注意点
- 合格者の声から見えるアガルート行政書士講座の強み
- アガルート行政書士講座のコースと料金を整理
- アガルートの受講料は本当に高い?スタディング・フォーサイトと並べて比較
- 公表されている合格率の見方を正しく理解しておこう
- 損しないために確認しておきたい割引・給付金・合格特典
- アガルート行政書士講座が合う人・合わない人を整理
- 後悔しないカリキュラムの選び方3つのポイント
- アガルート行政書士講座でよくある疑問をまとめて回答
- アガルート行政書士講座の評判まとめ|自分に合うかは無料体験で確かめよう
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アガルート行政書士講座の評判を結論から言うと「高いが、講義とサポートで選ぶ人には強い」
アガルート行政書士講座について最初に押さえておきたいのは、この講座が「安さ」で選ばれるタイプではないということです。初学者向けの入門カリキュラム/フルは通常価格298,000円(税抜)、ライトでも208,000円(税抜)と、通信講座としては高価格帯に位置しています。スタディングの行政書士合格コース(ミニマム34,980円)やフォーサイトのバリューセット1(66,800円・税込)と並べると、価格帯の違いははっきりしています。
では、なぜそれだけの価格を出してアガルートを選ぶ人がいるのか。その理由は大きく3つあります。
1つ目は、講義のわかりやすさです。公式サイトに掲載されている合格者の声でも、講義のわかりやすさや、入門総合講義を繰り返したことを合格の決め手に挙げる声が目立ちます。2つ目は、教材の網羅性。令和7年度試験の出題カバー率は97.83%(法令等科目46問中45問を、同年度の対象教材への掲載または講義での補足でカバー)と公表されていて、「何を勉強すればいいか」で迷いにくい設計です。3つ目は、質問制度「KIKERUKUN」やオンライン演習「TOKERUKUN」、バーチャル校舎など、独学では手に入らない伴走サポートが揃っている点です。
合格実績の面でも、令和7年度試験の合格者数を368名(アガルート有料講座受講生の実績)と公表し、全国平均を大きく上回る合格率を打ち出しています。ただし、この合格率は「有料講座受講生の実績」として示されている数字で、受験者全員を分母にした全国平均とは集計の前提が同じとは限りません。この点は後ほど詳しく触れます。
結論として、アガルート行政書士講座は「独学が不安で、講義の分かりやすさと学習サポートに投資したい人」には有力な選択肢です。一方、費用をとにかく抑えたい人や、自分のペースだけで進められる人には、他の講座のほうが合うケースもあります。
受講前に知っておきたいアガルート行政書士講座の注意点
受講料は通信講座の中でも高価格帯に入る
アガルートの行政書士講座は、通信講座の中では明確に高い部類に入ります。通常価格(税抜)で並べると、入門総合講義が168,000円、入門カリキュラム/ライトが208,000円、入門カリキュラム/フルが298,000円です。経験者向けの中上級カリキュラム/フルは388,000円(税抜)になります。時期によっては期間限定の割引セールが行われることもあるので、申し込む前に公式サイトの価格表を見ておくと安心です。
他社の主なコースと並べると、スタディングの行政書士合格コースはミニマム34,980円、コンプリートがペーパーレス版59,400円・冊子テキスト付69,400円、フォーサイトはバリューセット1が66,800円、バリューセット2が76,800円(税込)です。アガルートとは価格帯そのものが違うと考えておくとイメージしやすいはずです。
ただし、この価格差には理由があります。アガルートには講師への質問制度や演習システム、バーチャル校舎など独学では再現しにくい学習環境が含まれています。単純に「高いから損」とは言い切れず、「何に対してお金を払うのか」を理解したうえで判断したいところです。通信講座は安さだけで選ぶと、途中で挫折してしまうリスクもあるため、自分の学習スタイルと照らし合わせて検討してみてください。
テキストと講義のボリュームが多く、学習時間の確保が前提になる
出題カバー率が高いぶん、テキストと講義の量はかなりのボリュームです。公式の比較資料では、入門カリキュラム/ライトの総講義時間が約287〜315時間、フルが約356〜384時間(いずれも選ぶクラスによって異なる)、経験者向けの中上級カリキュラム/フルは約417時間とされています。
これだけの分量を消化するには、相応の学習時間が必要になります。平日も少しずつ講義を進められる人なら計画的に回せますが、週末にまとめて学習するスタイルだと、全体を消化しきれずに不完全燃焼になるおそれがあります。
入門カリキュラムは、入門総合講義でインプットした分野の過去問をすぐに解く「ジグザグ学習」が基本で、確保できる時間や苦手分野に応じて1〜3周するのがよいと公式でも案内されています。完璧主義の人は「全ページを一度で理解しなければ」と思わず、まずは全体を通して見ることを意識すると進めやすくなります。ボリュームが多いことは裏を返せばそれだけ手厚いということですが、自分の可処分時間と相談したうえで選びたい講座です。
全額返金を受けるにはインタビュー出演などの条件がある
アガルートの合格特典として「全額返金」が用意されていますが、合格すれば自動的に返金されるわけではありません。対象講座が限定されているうえ、いくつかの条件をクリアする必要があります。
全額返金を受けるための条件は次の通りです。
- 合格通知書データの提出
- 再現記述の提出
- 合格体験記の提出(項目ごとに最低文字数などの要件あり)
- 合格者インタビューへの出演(リモート撮影で、顔がはっきり確認できることが必要)
さらに、合格体験記の内容やインタビューで撮影された写真・映像はアガルートのWebサイトや広告に利用され、氏名も公表されます。旧姓など実名以外での掲載はできません。公式サイトでも、この特典は「売買契約の解除に伴う返金」ではなく、合格体験記やインタビュー出演に対する「原稿料・講演料の支払い」であることが明記されています。そのため、源泉所得税が差し引かれた金額が振り込まれます。特典を受け取ったあとで体験記やインタビューの使用取り止めを希望する場合は、受け取った額を全額返したうえで事務手数料30,000円(税別)がかかる点も知っておきましょう。
「合格特典=合格者全員が自動でもらえる」という認識は誤りなので、受講前にこの条件を把握しておきたいところです。条件に納得できる人にとっては「合格への強いモチベーション」になりますが、インタビュー出演に抵抗がある人は、別の特典(お祝い金5万円)のほうが現実的な選択肢になります。
テキストの見やすさは実物を見て確かめたい
テキストは講義と一緒に何周も使う教材なので、紙面の見やすさは学習の続けやすさに直結します。ただ、色使いやレイアウトの好みは人によってかなり分かれる部分で、ほかの人の感想だけでは自分に合うかどうかを判断しにくいものです。
アガルートでは無料体験として約16時間分のサンプル講義とB5サイズ約80ページのサンプルテキストを確認できます。紙面のデザインが自分の学習スタイルに合うかどうかは、実物を見て判断するのが一番確実です。受講後はテキストをデジタルブックでも閲覧でき、マーカーやふせんの機能も使えるので、紙とデジタルのどちらで学ぶかもイメージしておくと選びやすくなります。
公表されている合格率はどこまで信用できるのか
アガルート行政書士講座の大きなアピールポイントである合格率について、少し立ち止まって考えてみましょう。公式サイトでは、令和7年度試験の合格者数368名とあわせて、全国平均(14.54%)を大きく上回る合格率が公表されています。
この数字自体は公式が公表しているもので、根拠のない宣伝文句ではありません。ただし、読むときには注意が必要です。公式サイトの注記は「アガルート有料講座受講生の実績」となっていて、受講生全員を分母にしているのか、合格を報告した人などを数えているのかといった算出方法までは示されていません。受験者全員を分母にした全国平均とは、集計の前提が同じとは限らないということです。
だからといって「信用できない」と切り捨てるのは行き過ぎです。この数字を「有料講座受講生の実績」として受け止め、全受講生全体の合格率とは限らない指標であることを踏まえておけば十分です。合格率の高さだけで講座を選ぶのではなく、カリキュラム内容やサポート体制、自分との相性を総合的に見て判断してください。
合格者の声から見えるアガルート行政書士講座の強み
講義のわかりやすさを挙げる合格者の声が目立つ
アガルートの公式サイトに掲載されている合格者の声を見ると、講義のわかりやすさを合格の理由に挙げるものが目立ちます。独学期間が長かった人が「講師がいるとこんなにわかりやすいのか」と感じたという声や、入門総合講義を何度もやり切ることが合格につながったという声などが紹介されています。
入門総合講義・入門カリキュラムは、講師の異なる2つのクラスから選ぶ形式です。一方は大手資格予備校で12年以上行政書士試験の指導をしてきた講師のクラス、もう一方は大学入試予備校で20年以上現代文や小論文などを指導してきた講師のクラスで、説明の組み立て方やテンポにそれぞれの持ち味があります。
学習の進め方も、インプットした分野の過去問をすぐに解くジグザグ学習が基本で、知識を入れるだけでなく実際の問題で使える形に定着させることを意識したカリキュラムになっています。ただし、講師との相性は人それぞれなので、まずは無料体験でサンプル講義を視聴してみるのが確実です。
出題カバー率97.83%のカリキュラムで何をやるか迷いにくい
アガルートが公表している令和7年度試験の出題カバー率は97.83%です。これは、法令等科目46問のうち45問を、同年度の対象教材への掲載または講義での補足でカバーしていたという数字です。
この数字が受講生にとって意味があるのは、「どの教材を使えばいいか」「追加で他の教材が必要か」と悩む時間を減らせる点です。独学の場合、市販テキストだけでは網羅性に不安を感じて教材を買い足すケースがよくありますが、アガルートではカリキュラムに沿って学習を進めることで、教材選びに迷う場面を少なくできます。
入門カリキュラム/フルでは「全体構造編」「入門総合講義」「短答過去問解説講座」「記述過去問解説講座」「他資格民法パーフェクト80」「逐条ローラーインプット講座」「文章理解対策講座」「時事・統計対策講座」「模擬試験」と段階的に講座が組まれており、インプットとアウトプットを交互に繰り返す設計になっています。ただし、カバー率が高い分だけ教材量も多くなるため、計画的に学習を進める必要があります。「範囲が広いからこそ優先順位を付けて取り組める」という見方ができれば、この網羅性は心強い味方になるはずです。
質問制度やバーチャル校舎など独学にはない伴走サポート
通信講座でいちばん不安に感じやすいのは、「分からないことがあったとき、誰にも聞けない」という点です。アガルートでは、この課題に対してさまざまなサポート機能を用意しています。
まず、オンライン質問サービス「KIKERUKUN」です。24時間いつでも質問を投稿でき、講師や有資格者が原則5営業日以内に回答します。利用回数は入門・中上級カリキュラムのフルで100回、ライトで50回までと上限があります。回答は講座や科目で絞り込めるほか、自分が過去に投稿した質問を語句で検索することもできるので、復習のときにも役立ちます。
次に、オンライン演習「TOKERUKUN」。スマートフォンで択一式の過去問を科目・分野ごとに解けるサービスで、未回答の問題や不正解だった問題に絞り込んだり、1週間以内に解いた問題を外したりできます。学習レポートで演習量や連続学習日数も確認できるため、自分の学習状況を把握しやすくなっています。通勤時間のちょっとした空き時間でも数問解けるので、日常に組み込みやすい設計です。
さらに、フルカリキュラムの受講生が利用できるバーチャル校舎があります。オンライン上で他の受講生と同じ空間で自習したり、講師が待機している時間に質問したり、合格者スタッフの学習サポーターに勉強の進め方を相談したりできます。先着希望制で定員に達すると締め切られる点には注意が必要ですが、通信講座にありがちな「一人で勉強する孤独感」を軽減できるのは大きなメリットです。
合格特典をモチベーションに挙げる合格者の声もある
行政書士試験の学習は長期戦になりやすく、その間モチベーションを維持し続けるのは簡単ではありません。アガルートの公式サイトの合格者の声にも、合格特典が強力なモチベーションになったという声が掲載されています。
合格特典には「全額返金」と「お祝い金5万円(源泉徴収後の44,895円をAmazonギフト券で受け取り)」の2種類があり、合格後にどちらかを選択できます。対象講座は合格目標年度ごとに決められていて、2026年合格目標では入門・中上級・上級のフルカリキュラムと速習カリキュラム、2027年合格目標では入門カリキュラム/フルが対象とされています。ライトや総合講義単体は対象外なので、特典を目標にするなら、申し込む講座が対象に入っているかを必ず確認しておきましょう。
「合格したら受講料が戻ってくる」という仕組みは、長期学習の中で大きな後押しになり得ます。ただし、前述の通り全額返金にはインタビュー出演など複数の条件があるため、「お得」の面だけで期待するのではなく、あくまで「がんばった自分へのご褒美」くらいの位置づけで考えておくと気持ちが楽です。
アプリやダウンロード機能でスキマ時間に勉強できる
社会人が行政書士試験に挑戦するとき、学習時間の確保は最大の課題になります。アガルートの講義はスマートフォンアプリ「AGAROOT Learning」に対応しており、講義動画のダウンロードとオフライン再生が可能です。通勤電車の中や昼休みなど、ネット環境がない場所でも学習を続けられます。
再生速度は9段階の倍速に対応しているので、1回目は通常の速度でじっくり聞き、2回目以降は速度を上げて復習するといった使い分けができます。講義の進捗率も表示されるため、どこまで進んだかを把握しやすくなっています。
テキストはデジタルブックでも閲覧でき、マーカーやふせんの機能を使って重要箇所に印を付けることもできます。紙のテキストを持ち歩かなくても、スマホ1台で講義視聴・テキスト参照・演習までこなせる環境が整っている点は、忙しい社会人にとって実用的な設計です。アガルートの強みはあくまで「講義・テキスト・サポートの総合力」で、スマホ学習はその中の一要素と考えるのが自然です。
アガルート行政書士講座のコースと料金を整理
初学者向け:入門カリキュラム(フル・ライト)と入門総合講義
初めて行政書士試験に挑戦する人向けのコースは3つあり、価格と内容のバランスが異なります。
| 講座名 | 通常価格(税抜) | 総講義時間の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 入門総合講義 | 168,000円 | 約176〜204時間 | 講義中心。質問制度・演習サービスは付かない |
| 入門カリキュラム/ライト | 208,000円 | 約287〜315時間 | KIKERUKUN(50回)・TOKERUKUN付き |
| 入門カリキュラム/フル | 298,000円 | 約356〜384時間 | KIKERUKUN(100回)・バーチャル校舎・給付金対象 |
講義時間は、選ぶクラスによって変わります。入門総合講義は講義とテキストで基礎知識を固めるシンプルな構成で、過去問演習の講座や質問制度は含まれていません。他の教材や問題集で演習を補える人向けです。
入門ライトは、入門総合講義に加えて短答過去問解説・記述過去問解説・他資格民法パーフェクト80・模擬試験と、KIKERUKUN(質問50回)・TOKERUKUN(オンライン演習)が付きます。初学者にとってはアウトプットまでセットになった実戦的なコースです。
入門フルは、ライトの内容にさらに全体構造編・逐条ローラーインプット講座・文章理解対策講座・バーチャル校舎が加わります。法律初学者がつまずきやすい「条文理解」と「文章理解」を厚くカバーする設計で、一般教育訓練給付金の対象にもなっています。ライトとフルの差額を「挫折防止のための投資」と見るかどうかが判断の分かれ目です。
なお、入門カリキュラムは合格目標年度ごとに販売されていて、次の年度向けの講座も早めに公開されます。これから学習を始める人は、どの年度の試験を目指すコースなのかを確認してから申し込みましょう。
経験者向け:中上級・上級カリキュラムの使い分け
行政書士試験に再挑戦する人や法律学習の経験がある人には、中上級カリキュラムと上級カリキュラムが用意されています。
| 講座名 | 通常価格(税抜) | 総講義時間の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 中上級総合講義 | 248,000円 | 約307時間 | 知識を再構築したい経験者 |
| 中上級カリキュラム/ライト | 298,000円 | 約355時間 | 弱点補強+演習が必要な人 |
| 中上級カリキュラム/フル | 388,000円 | 約417時間 | 総復習+バーチャル校舎も活用したい人 |
| 上級カリキュラム/ライト | 198,000円 | 約141時間 | 基礎力はあり仕上げだけしたい人 |
| 上級カリキュラム/フル | 288,000円 | 約203時間 | 条文・文章理解まで仕上げたい人 |
中上級は「過去問を6割以上解ける」段階の人向けで、中上級総合講義で知識を再構築しながら、択一1000肢・記述80問の総まくり講座や模擬試験で演習量を積む構成です。上級は「本試験で160点前後を取れる」「中上級レベルの講座を70%以上マスターしている」人向けで、図表まとめ講座や判例解説講座、記述80問の攻略講座、模擬試験などで仕上げていく構成になっています。
選び方のポイントは「自分の現在地」です。まだ基礎知識に不安がある人が無理に上級を選ぶと、前提知識が足りず効率が落ちてしまいます。逆に、基礎が固まっている人が中上級を選ぶと既知の内容が多くなり時間がもったいないケースもあります。質問回数の上限も中上級(フル100回/ライト50回)と上級(フル30回/ライト20回)で差があるため、サポートの厚みも含めて検討してみてください。
短期決戦向け:速習カリキュラムとキックオフ行政書士
「試験までの時間が限られている」「まずは気軽に始めたい」という人には、短期集中型のコースが2つ用意されています。
速習カリキュラム(198,000円・税抜/217,800円・税込)は、講座の内容を厳選したコースです。比重の大きい民法・行政法と、基準点をクリアしなければならない基礎知識はフルボリュームで確保し、憲法・商法は範囲を絞り込んでいます。質問回数は20回と入門コースより少なめですが、重要科目を効率よく回せる構成は「遅めスタート」の受験生にとって心強い選択肢です。
キックオフ行政書士(39,800円・税抜/43,780円・税込)は、57時間の講義で民法・行政法・憲法を中心に学ぶスピードインプット講座です。本科カリキュラムより手頃な価格ですが、試験全範囲をじっくりカバーする本命コースというより、「まず行政書士試験がどんなものか知りたい」「先行学習として重要科目の骨格を掴みたい」という人に向いています。合格特典の対象にもなっていないため、あくまで入門の足がかりと考えるのが安全です。
2つのクラスはどう違う?
入門総合講義・入門カリキュラムでは、講師の異なる2つのクラスから1つを選びます。受講料は同じですが、講義時間とスタイルに違いがあります。
一方は、大手資格予備校で12年以上行政書士試験の受験指導にあたってきた講師のクラスです。入門カリキュラム/フルの総講義時間は約384時間と、もう一方のクラス(約356時間)より長めで、そのぶん時間をかけて説明していくスタイルです。
もう一方は、大学入試予備校で20年以上、現代文・古文・小論文などを指導してきた講師のクラスです。大学入試指導で培った「日本語」のノウハウを武器にした講義が特徴で、条文の読み込みや文章理解問題に苦手意識がある人は、こちらのサンプル講義も必ず聞いてみるとよいでしょう。
気をつけたいのは、購入後に講師の変更ができない点です。「何となく」で選ぶと後悔する可能性があるため、無料体験で両方のサンプル講義を視聴してから決めることを強くおすすめします。講義のテンポや説明の仕方は好みが分かれる部分なので、実際に聞き比べたほうが納得のいく判断ができます。
アガルートの受講料は本当に高い?スタディング・フォーサイトと並べて比較
主要4社の価格・サポート・合格実績を一覧で比較
行政書士講座を検討するとき、アガルートと比較されることが多いのはスタディング・フォーサイト・LECの3社です。それぞれの代表コースを並べると、価格帯や強みの違いが見えてきます。
| 講座名 | 代表コースの価格 | 質問・サポート | 合格実績の表示方法 | こんな人に向いている |
|---|---|---|---|---|
| アガルート | 入門ライト 208,000円 入門フル 298,000円 (いずれも税抜の通常価格) |
KIKERUKUN(質問50〜100回)、TOKERUKUN、バーチャル校舎(フルのみ) | 有料講座受講生の合格者数・合格率を公表 | 講義の質とサポートを重視したい人 |
| スタディング | ミニマム 34,980円 コンプリート(ペーパーレス版)59,400円 コンプリート(冊子テキスト付)69,400円 |
AIによる学習サポート、学習Q&A(コンプリートはチケット30枚付き) | 2025年度 合格者491名(アンケートに協力した合格報告者数) | 価格を抑えてスマホ中心で学びたい人 |
| フォーサイト | バリューセット1 66,800円 バリューセット2 76,800円 (税込) |
ManaBun(eラーニング)、バリューセットは質問回数の制限なし | 2025年度 合格率58.5%(確認テスト・学力テストの条件を満たした受講生ベース) | フルカラーテキストで効率よく学びたい人 |
| LEC | 講座・受講形態により異なる | スマホ完結の講座から通学クラスまで展開 | 公式サイトで講座ごとに案内 | 大手予備校の安心感で学びたい人 |
この表で注意すべきは、各社の合格率・合格者数の「定義」が違うことです。アガルートは「有料講座受講生の実績」、フォーサイトは「確認テスト・学力テストの条件を満たした受講生のうち、受験番号を提出した合格者数」で算出、スタディングは「アンケートに協力した合格報告者数」と、それぞれ数字の意味が異なります。合格率の数値だけを横並びにして「どこが一番高いか」を比べても、正確な比較にはなりません。
価格差の裏にあるサポート内容の違い
アガルートとスタディングでは受講料に大きな差がありますが、この差は「何に対して支払っているのか」を理解すれば意味が見えてきます。
スタディングは、オンライン完結でスマホ学習に特化した設計が特長です。講義もコンパクトにまとめられており、質問は学習Q&Aのチケット制で、コンプリートにはあらかじめチケットが付いています。最小限のコストで必要な知識を効率よく得たい人にはぴったりの設計です。
フォーサイトは、独自のフルカラーテキストとeラーニングシステム「ManaBun」を組み合わせた効率重視の学習設計が特長です。満点ではなく合格点を取ることを目標に学習範囲を絞る「合格点主義」の方針で、価格も抑えられています。バリューセットは質問回数の制限がないため、価格帯を考えるとバランスの良い選択肢です。
LECは大手資格予備校で、スマホで学べる講座から通学クラスのある講座まで選択肢が幅広いのが特徴です。対面で学びたい人にも選択肢があります。
アガルートが他社より高いのは、KIKERUKUNの質問制度、TOKERUKUN、バーチャル校舎、合格特典(全額返金・お祝い金)など、人の伴走と経済的インセンティブを含めた学習環境を一式提供しているためです。「安い講座が悪い」のではなく、各社が何を削って何を残しているかが異なるだけです。自分にとって必要なサポートがどの程度かを見極めることが、講座選びで失敗しないコツになります。
公表されている合格率の見方を正しく理解しておこう
公表されている数字の対象と算出方法
アガルートは、令和7年度行政書士試験の合格者数を368名と公表し、全国平均を大きく上回る合格率もあわせて打ち出しています。注記は「アガルート有料講座受講生の実績」で、受講生全員を分母にした数字なのか、合格を報告した人を数えた数字なのかといった算出方法までは示されていません。
行政書士試験全体の合格率は、試験を実施する行政書士試験研究センターが発表する数字で、令和7年度は受験者50,163人のうち7,292人が合格し、合格率は14.54%でした。こちらは受験者全員が分母です。母集団の定義が違う数字どうしを並べて「全国平均の何倍」と受け取るだけでなく、「どういう集団のどういう数字か」まで理解しておくと、公表値に振り回されずに済みます。
全国平均と並べるときに注意したい年度の違い
行政書士試験の合格率は年度によって変動します。行政書士試験研究センターの発表では、令和6年度は12.90%、令和7年度は14.54%でした。試験の難易度や出題傾向が年ごとに変わるため、「前の年より上がった=簡単になった」とは一概に言えませんが、数字を比較する際に年度がずれていると判断を誤る原因になります。
スクールの公表値と全国平均を比べるときは、同じ年度の数字どうしで比べるのが基本です。ある年度のスクールの実績と別の年度の全国平均を並べると、実際より差が大きく(あるいは小さく)見えてしまいます。
他社の合格実績を比較する場合も同様です。フォーサイトの「合格率58.5%」やスタディングの「合格者491名」も、それぞれ定義と集計方法が異なるため、数字だけを横に並べても正確な比較にはなりません。合格率は「年度・定義・母集団」の3点をセットで確認する習慣をつけると、情報に振り回されずに済みます。
合格率だけで講座を選ばないための3つの視点
合格率が高い講座=自分に最適な講座とは限りません。講座選びで後悔しないために、合格率以外に確認しておきたい視点を3つ紹介します。
視点1:サポート設計が自分に必要か
アガルートは質問制度・演習ツール・バーチャル校舎など伴走型のサポートが充実していますが、独学に慣れている人にとっては不要な機能に見えることもあります。自走力が高い人は、サポートが最小限の講座でも十分合格を狙えるため、「自分に必要なサポートは何か」を先に明確にしておくと無駄な出費を防げます。
視点2:カリキュラムの量を消化できるか
出題カバー率が高い講座は安心感がある反面、教材量が多くなります。平日も継続して学習時間を確保できる環境であれば問題ありませんが、忙しい時期が多い人にとっては全量消化がストレスになるかもしれません。自分の生活リズムに無理なく組み込める教材量かどうかを事前に確認しましょう。
視点3:講師や教材との相性
どれだけ合格率が高くても、講義テンポが合わなかったりテキストの見た目がストレスになったりすると学習効率は下がります。無料体験やサンプル教材を活用して、講師の話し方・テキストの色使い・アプリの操作感を実際に確かめてから申し込むのが失敗を防ぐ最も確実な方法です。
損しないために確認しておきたい割引・給付金・合格特典
再受講割引・乗換割引・グループ割引などの一覧
アガルートの受講料は高めですが、条件を満たせば各種割引を適用して負担を下げることが可能です。代表的な割引制度は次の通りです。
| 割引制度 | 割引率 | 対象者・条件 |
|---|---|---|
| 再受講割引 | 30%OFF | アガルートの行政書士講座を受講したことがあり、同じ講座を受け直す人 |
| ステップアップ割引 | 最大30%OFF | アガルートの講座から次の段階のカリキュラムへ進む人(キックオフ行政書士の受講経験者は10%) |
| 他校乗換割引 | 20%OFF | 他の予備校・通信講座で行政書士試験の学習をしていた人 |
| 他資格試験合格者割引 | 最大20%OFF | 宅建士・社労士・土地家屋調査士・社会福祉士の合格者(アガルートの講座で合格なら20%、それ以外は10%) |
| 受験経験者割引 | 10%OFF | 行政書士試験の受験経験がある人 |
| 家族割引 | 10%OFF | 家族がアガルートの有料講座の受講経験者 |
| 友人紹介割引 | 10%OFF | アガルートの受講生から紹介を受けた、受講経験のない人 |
| グループ割引 | 最大20%OFF | 3〜4人で10%、5〜9人で15%、10人以上で20% |
割引制度は「購入前の申請」が前提で、購入後に申請しても適用されません。対象はフルカリキュラムで、ライトや総合講義単体、速習カリキュラムは対象外です。セール価格が設定されている時期はそこからさらに割り引かれますが、割引制度どうしの併用はできないため、自分が使える割引がどれかを事前に確認し、申込前に漏れなく申請してください。
教育訓練給付金の対象はフルカリキュラムのみ
雇用保険の一般教育訓練給付制度を利用すると、受講者本人が支払った教育訓練経費の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。アガルートの行政書士講座で対象になっているのは、入門・中上級・上級のフルカリキュラムです。入門ライトや入門総合講義、速習カリキュラム、キックオフは対象外です。
給付額の基準になる教育訓練経費は、割引制度を使った場合は割引後の価格になります。受講料が高い講座ほど給付額も大きくなりますが、上限は10万円です。対象講座と経費の額は講座ごとに公式サイトの給付金ページに掲載されているので、申し込む講座で事前に確認しておきましょう。
ただし、教育訓練給付金を受給するには雇用保険の被保険者期間など一定の条件を満たす必要があります。また、アガルートの合格特典(全額返金・お祝い金)との併用はできないため、どちらを利用するかは受講前に決めておく必要があります。「確実に費用を抑えたい」なら給付金、「合格後に大きなリターンを狙いたい」なら合格特典という判断基準で考えると整理しやすくなります。
全額返金とお祝い金の違い・条件・注意点
アガルートの合格特典は「全額返金」と「お祝い金5万円」の2つがあり、合格後にどちらかを選択できます。両者の違いを見ておきましょう。
| 項目 | 全額返金 | お祝い金 |
|---|---|---|
| 金額 | 購入した対象講座の税抜価格(セール購入時はセール価格の税抜額)。源泉徴収後の額が振り込まれる | 5万円(源泉徴収後の44,895円をAmazonギフト券で受け取り) |
| 提出物 | 合格通知書+再現記述+合格体験記+合格者インタビュー出演 | 合格通知書+合格体験記 |
| 実名での公表 | 必要(実名以外は不可) | 必要(実名以外は不可) |
| 申請期限 | 合格発表後に案内される申請期間内 | 合格発表後に案内される申請期間内 |
全額返金のほうが金銭的なメリットは大きいですが、再現記述の作成やインタビューへの出演など手間がかかります。さらに、提出した体験記やインタビューの写真・映像はアガルートの広告やWebサイトで使用されるため、自分の合格情報が不特定多数に公開されることになります。5万円以上の特典や返金を受ける場合は、マイナンバーカードの写しの提出も求められます。
お祝い金は条件が比較的軽く、合格通知書と体験記の提出だけで申請できます。インタビュー出演は不要なので、人前に出ることに抵抗がある人はこちらが現実的です。いずれの特典も、教育訓練給付金との併用はできません。法人名義での申し込みも対象外です。
申請方法や期限は合格発表後1週間以内に案内され、申請期間を過ぎると理由を問わず受け付けてもらえません。合格発表後はすぐに手続きに着手するようにしましょう。
アガルート行政書士講座が合う人・合わない人を整理
こんな人はアガルートで力を発揮しやすい
アガルートの講座設計は、次のような学習スタイルや条件に当てはまる人と相性が良い講座です。
- 法律を初めて学ぶため、何をどの順序で勉強すべきか自分だけでは判断できない人
- 費用が多少高くても、質問制度や演習ツール、学習サポートが一式揃った環境に投資したい人
- 講師の講義を軸に学習を進めたい人(サンプル講義で説明のスタイルが合うと感じた人)
- 毎日コツコツ学習時間を確保でき、300時間を超える講義を最後まで消化する覚悟がある人
- 合格特典を目標にしてモチベーションを維持できるタイプの人
アガルートの強みは「迷わせない学習導線」と「人の伴走」にあります。独学では自分で学習計画を立て、分からない箇所を自力で解決する必要がありますが、アガルートでは講義の順番に沿って進めれば試験範囲を網羅的にカバーできます。自走力に不安がある人ほど、この仕組みの恩恵を感じやすい講座です。
こんな人は別の講座を検討したほうがいい
逆に、以下のような人はアガルート以外の講座のほうが満足度が高い可能性があります。
- 受講料をできるだけ低く抑えることが最優先の人(スタディングやフォーサイトのほうが選択肢に入りやすい)
- 教材は最小限でよく、必要なところだけ効率よく学びたい人(アガルートは網羅型なので量が多い)
- 全額返金の条件にある氏名の公表やインタビュー出演に抵抗がある人
- 質問制度やライブ配信を使う予定がなく、スマホ1台で完結させたい人
- 独学に慣れていて、他人からのサポートを特に必要としない人
講座の「合わない人」を明確にすることは、ネガティブなことではありません。自分の学習スタイルに合った講座を選ぶことが合格への近道であり、「高い講座=良い講座」でも「安い講座=悪い講座」でもないのが実情です。アガルートの伴走型設計が合わないと感じたら、スマホ完結・低価格で攻められるスタディングや、効率重視でコンパクトに仕上げるフォーサイトなど、自分の条件に合う講座を幅広く比較してみてください。
後悔しないカリキュラムの選び方3つのポイント
初学者はフルとライトのどちらにすべきか
初学者が最も迷うのが「入門カリキュラムのフルとライト、どちらにするか」という問題です。通常価格はライトが208,000円、フルが298,000円(いずれも税抜)。この差で何が追加されるのかを見ておきましょう。
フルにはライトにない「全体構造編」「逐条ローラーインプット講座」「文章理解対策講座」が含まれます。全体構造編は学習の最初に全科目の全体像を約7時間で俯瞰する講座で、これがあると個別科目に入ったときに迷子になりにくくなります。逐条ローラーは民法・行政法の条文知識を条文に沿って総復習する講座で、条文の正確な理解が求められる行政書士試験では直接的に得点力に結びつきます。文章理解対策は基礎知識科目の読解問題の得点安定化に役立ちます。
さらに、質問回数がライト50回に対してフルは100回になり、バーチャル校舎はフルのみ利用可能です。教育訓練給付金の対象もフルのみです。
とはいえ、ライトでもKIKERUKUN・TOKERUKUN・短答セルフチェックなど必要な学習ツールは揃っており、過去問演習や模擬試験まで含まれています。「フルが上位互換だから全員フル」と考える必要はありません。自分で学習計画を管理でき、条文は市販の六法で補えるという人はライトでも十分戦えます。不安が大きい初学者や、バーチャル校舎で仲間と学びたい人はフルを検討する価値があります。
学習経験者は中上級と上級をどう選ぶか
再受験する場合、自分の「現在地」を正直に見つめることが選択の出発点になります。中上級と上級の分かれ目は、基礎知識の穴がまだ残っているかどうかです。
過去問で6割以上は取れるものの、まだ知識に抜けがある段階なら中上級が目安です。この段階で上級を選んでしまうと、前提知識が不足したまま応用的な内容に取り組むことになり、効率が落ちかねません。中上級カリキュラムは中上級総合講義で知識を再構築できる構成なので、「前回の試験で惜しくも不合格だったが、弱点がはっきりしている」という人に適しています。
一方、本試験で160点前後を取れた経験があり、あとは記述式や苦手科目を潰すだけという段階であれば、上級カリキュラムが効率的です。図表まとめ講座や模試でピンポイントに仕上げられるため、時間を無駄にしません。
通常価格は中上級フルが388,000円、上級フルが288,000円(いずれも税抜)と差があるため、「安いほう」で選びたくなる気持ちはわかりますが、自分に合わないレベルの講座を選ぶと学習時間のロスが発生します。価格だけでなく、現時点の得点力で判断するのが回り道をしないコツです。
迷ったら無料体験でサンプル講義を確認するのが確実
ここまで読んで「自分にはどのコースが合うか、まだ決められない」と感じた人もいるはずです。その場合、最も確実なのは無料体験を利用することです。
アガルートの無料体験では、合計約16時間のサンプル講義(民法「総則」や基礎知識「個人情報保護」など)とB5サイズ約80ページのサンプルテキストを確認でき、講義動画は申し込みから20日間視聴できます。入門総合講義は2つのクラスそれぞれのサンプル講義が用意されているため、講師の話し方やテンポを実際に聞き比べることが可能です。
無料体験で確認しておきたいことは4つあります。
- 講義のテンポは自分に合うか(早すぎないか、ゆっくりすぎないか)
- テキストの色使いやレイアウトは見やすいか
- アプリや学習画面の操作は直感的にできるか
- 講師の説明スタイルは自分の理解の仕方に合っているか
Webサイトや口コミだけで判断するよりも、自分の目と耳で確かめたほうが納得感のある選択ができます。無料体験は申し込みの義務がないため、気軽に試してみてください。
アガルート行政書士講座でよくある疑問をまとめて回答
Q. ライトとフルはどちらを選べばいい?
A. ライトは必要な講座を凝縮して価格を抑えたい人向け、フルは逐条ローラーインプットや文章理解対策まで含めて万全の態勢で臨みたい人向けです。フルにはバーチャル校舎(先着制)や質問100回が付き、教育訓練給付金や合格特典の対象にもなります。条文理解や文章理解に不安がある初学者はフル、自走力があり費用を抑えたい人はライトという判断が一つの目安になります。
Q. 教育訓練給付金は使える?合格特典とどちらが得?
A. 一般教育訓練給付金は入門・中上級・上級のフルカリキュラムが対象で、支払った教育訓練経費の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。ただし、アガルートの合格特典(全額返金・お祝い金)との併用はできません。確実に受講料を抑えたいなら給付金を選択し、申し込む講座が全額返金の対象で、合格してインタビュー出演などの条件もクリアできるなら全額返金のほうがリターンは大きくなります。受給条件(雇用保険の被保険者期間など)も事前に確認しておきましょう。
Q. 2つのクラスはどちらがおすすめ?
A. 受講料は同じなので、決め手は講義スタイルとの相性です。行政書士試験の受験指導歴が長い講師のクラスは講義時間が長めで、時間をかけて説明していくスタイル。大学入試予備校で現代文などを教えてきた講師のクラスは、「日本語」の読解ノウハウを生かした講義が特徴で、条文読解や文章理解を意識して学びたい人は候補に入れておきたいところです。購入後の講師変更はできないため、無料体験で両方の講義を視聴して判断するのが最も安全な方法です。
Q. 全額返金は合格すれば全員もらえる?
A. もらえません。全額返金は合格目標年度ごとに決められた対象講座の受講者に限られ、2027年合格目標では入門カリキュラム/フルが対象です。そのうえで、合格通知書データ・再現記述・合格体験記の提出に加えて、顔がはっきり映る形でのインタビュー出演と氏名の公表が求められます。ライトや総合講義単体、教育訓練給付金の利用者は対象外です。提出物や出演内容はアガルートの広告やWebサイトで使用されることにも同意する必要があります。条件に抵抗がある人は、お祝い金(源泉徴収後44,895円分のAmazonギフト券)を選ぶほうが現実的です。
Q. 今から始めて次の試験に間に合う?
A. 行政書士試験は例年11月に実施されます。入門カリキュラムには開始時期別のモデル学習スケジュールが用意されているので、まずは試験までの残り期間と照らし合わせて、自分が消化できるペースかどうかを確認してみてください。試験までの時間が限られている場合は、重要科目に絞った速習カリキュラムや、次の年度向けのコースで余裕を持って始める選択肢もあります。アプリのダウンロード機能を活用すれば、通勤時間も学習時間に変えられます。
Q. 仕事をしながらでも学習を続けられる?
A. アガルートの講座は、社会人が仕事と両立しながら学習しやすい環境が整っています。講義動画はスマホアプリでダウンロードでき、9段階の倍速再生にも対応しているため、通勤中や家事の合間にも学習を進められます。TOKERUKUNのスマホ演習を使えば、昼休みなどの短い時間でも過去問演習が可能です。ただし、フル系の講座は総学習量が大きいため、平日でも少しずつ進める習慣を作ることが継続のカギになります。週末にまとめて学習するスタイルだと消化しきれないリスクがある点は意識しておいてください。
Q. 公表されている合格率はどこまで信頼できる?
A. アガルートの合格実績は「有料講座受講生の実績」として公表されている数字で、根拠のない作り話ではありません。ただし、受講生全員を分母にした合格率なのかといった算出方法までは示されていないため、受験者全員を分母にした全国平均(令和7年度は14.54%)と同じ物差しで比べられるとは限りません。全国平均を上回る実績があることは参考になりますが、合格率だけで講座を選ぶのではなく、カリキュラムの内容やサポート体制、価格とのバランスも含めて総合的に判断することをおすすめします。
アガルート行政書士講座の評判まとめ|自分に合うかは無料体験で確かめよう
アガルート行政書士講座は、通信講座の中では高価格帯に位置していますが、そのぶん講義の質・教材の網羅性・学習サポートの手厚さで他社と差別化されている講座です。
この記事のポイントを振り返ります。
- 受講料は入門フルで通常価格298,000円(税抜)と高めだが、質問制度・演習ツール・バーチャル校舎・合格特典まで含めた一式の学習環境に投資する設計
- わかりやすさに定評のある講義と、令和7年度試験で出題カバー率97.83%の教材が、「何をどの順で学べばいいか」を迷わせない
- 合格率は「有料講座受講生の実績」として公表された数字。参考にはなるが、全国平均とは集計の前提が異なる点を理解したうえで判断すること
- 全額返金は対象講座が年度ごとに限られ、インタビュー出演・氏名の公表など条件もあり、合格者全員が自動的にもらえるわけではない
- スタディングやフォーサイトなど他社にはない「人の伴走」を重視する人にはアガルートが合いやすく、価格や学習量を抑えたい人には他社が選択肢になる
「自分にアガルートが合うかどうか」は、Webサイトの情報や口コミだけでは判断しきれない部分があります。最終的には、無料体験で約16時間のサンプル講義とテキストを実際に見て、講師との相性や教材の雰囲気を自分の目で確かめるのが最も確実です。無料体験には申し込み義務がないため、気軽に試してみた上で、自分の学習スタイルと予算に合った講座を選んでください。
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