宅建オンライン講座おすすめ比較2026|安い・合格率重視で選ぶ5つの視点

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「宅建のオンライン講座って、結局どこがいいの?」──そんな疑問を抱えて検索した方は多いはずです。主要な講座だけでも10社以上あり、受講料は1万円台から20万円超までバラバラ。質問制度の有無や合格実績の出し方も、各社でまるで違います。安さだけで選ぶと教材やサポートが物足りなかったり、高い講座を選んでも自分の学習スタイルに合わなかったりして、結局お金と時間を無駄にしてしまうケースは少なくありません。

この記事では、2026年度の最新情報にもとづき、主要な宅建オンライン講座を「料金」「教材」「サポート」「合格実績」の4つの軸で比較しました。自分に合う講座を見つけるための判断材料を、余すことなくまとめています。

  1. 【先に結論】宅建オンライン講座のおすすめ比較表
    1. 料金・学習スタイル・サポート・給付金を一目で比べる
    2. 迷ったらここから──タイプ別「あなたに合う講座」早わかりガイド
  2. 宅建オンライン講座と通信講座・通学は何が違う?
    1. オンライン講座の4タイプを知っておこう(スマホ完結・VOD・ライブ配信・通学+Web)
    2. 向き不向きを学習スタイルから判断するポイント
  3. 損しないための宅建オンライン講座の選び方──5つの視点
    1. 受講料だけで選ぶと損をする?「総額」でチェックするコツ
    2. テキストと動画のわかりやすさは無料体験で見極める
    3. 質問回数・学習管理・模試まで含めてサポートを比較する
    4. 「合格率○○%」の数字は母集団と条件まで読む
    5. 教育訓練給付金・返金保証・合格特典も忘れずに
  4. 宅建オンライン講座の料金相場と費用を抑える方法
    1. 1万円台〜20万円超──価格差がここまで開く理由
    2. 教育訓練給付金で実質負担を最大2割カットするしくみ
    3. 早期割引・乗り換え割・再受講割引で安くする具体例
  5. 目的別に選ぶ宅建オンライン講座──自分に合うタイプはどれ?
    1. とにかく費用を抑えたい人が注目すべき講座
    2. スマホ中心でスキマ時間をフル活用したい社会人向け
    3. 紙テキストとWebをバランスよく使いたい初学者向け
    4. 質問・添削・個別面談──伴走型サポートが欲しい人向け
    5. 大手予備校のライブ講義や模試まで活用したい人向け
  6. 宅建オンライン講座 主要10社を個別に解説
    1. アガルート──一発合格率77.01%の実績と全額返金特典が強み
    2. フォーサイト──フルカラー教材と合格率75%の安定感で選ぶなら
    3. スタディング──1万円台スタートのスマホ完結型でコスパ最強
    4. ユーキャン──添削7回つき、40年超の実績がある王道通信講座
    5. クレアール──理解重視の「非常識合格法」と2年保証コースが魅力
    6. 資格スクエア──13年分の過去問とAI活用で効率学習
    7. TAC──オンラインライブと質問無制限で教室品質を自宅で
    8. LEC──スキマ時間Webコースから本格フルコースまで幅広い
    9. 資格の大原──1動画5分の「パススル宅建士」で無理なく続く
    10. 日建学院──通学品質の教材と全国公開模試がセットでつく
  7. 独学と通信講座、宅建合格にはどっちが近道?
    1. 独学のメリット・デメリットを率直に整理する
    2. 通信講座が独学より有利になる3つの場面
    3. 「途中で挫折しそう」と感じるなら通信講座を選ぶべき理由
  8. 通信講座で合格するための学習スケジュールの組み方
    1. 初学者が半年で仕上げる標準プラン──いつ何をやるか
    2. 学習経験者が3ヶ月で巻き返す短期集中プラン
    3. 直前期にやるべきこと──模試・弱点つぶし・過去問回転
  9. 2026年度 宅建試験の基本情報をまとめてチェック
    1. 試験日程・申込期間・受験料を一覧で確認
    2. 出題形式と科目別の配点──得点源はどこか
    3. 過去10年の合格率・合格点から読みとく難易度のリアル
  10. 宅建オンライン講座のよくある疑問をまとめて解消
    1. Q. オンライン講座だけで本当に合格できる?
    2. Q. 「全額返金保証」「合格特典」は実際どんな条件がある?
    3. Q. 教育訓練給付金は誰でも使える?いくら戻る?
    4. Q. 法改正の対応はいつ確認すればいい?
    5. Q. 登録講習(5問免除)とオンライン講座は何が違う?
    6. Q. 各社の「合格率○○%」はどう比較すればいい?
  11. まとめ──自分に合った宅建オンライン講座で2026年の合格をつかもう
  12. あわせて読みたい関連記事

【先に結論】宅建オンライン講座のおすすめ比較表

料金・学習スタイル・サポート・給付金を一目で比べる

まずは主要10社の基本スペックを一覧で確認しましょう。料金は2026年4月4日時点で公式サイトに掲載されていた主な税込価格です。キャンペーン価格・通常価格・再受講価格・入会金の有無はコースにより異なり、閲覧時期によって変動する場合があります。

講座名 代表的な価格帯(税込) 学習スタイル 主なサポート 教育訓練給付金
アガルート 54,780円〜129,800円 15分単位のWeb講義+紙テキスト 質問制度(KIKERUKUN)、月1回ホームルーム、学習サポーター 対象コースあり
フォーサイト 19,800円〜69,800円 フルカラー教材+VOD講義+eラーニング 質問対応、確認テスト・学力テスト、バリューセット3は全額返金保証 対象コースあり
スタディング 14,960円〜29,800円 スマホ完結の短時間動画+Web問題集 学習Q&Aサービス、AIスケジュール管理 要確認
ユーキャン 59,000円〜64,000円(税込) デジタルテキスト+Web動画(宅建士短期合格講座) 質問1日3問まで、デジタル学習支援 対象
クレアール 27,800円〜74,800円 VOD講義+PDF/紙テキスト 質問無制限(上位コース)、受験料負担、合格祝い金 対象コースあり
資格スクエア 66,000円〜77,000円 VOD講義+アプリ演習+13年分過去問 月1回Zoom相談、質問上限100回、AI模試「未来問」 対象
TAC 73,000円〜198,000円 教室・Web・オンラインライブ選択式 質問無制限、全国公開模試、自習室利用可 対象コースあり
LEC 78,000円〜192,500円 教室・Web・スマホのハイブリッド 質問対応、模擬試験、ライブ配信講義 対象コースあり
資格の大原 42,000円+入学金6,000円 5分動画×32時間、デジタル完結 質問アプリ、進捗ランキング、個人カルテ 対象コースあり
日建学院 41,800円〜308,000円 映像講義+教室通学+Web配信 担任制度(通学)、公開模試、質問対応 対象コースあり

一見すると価格差が目立ちますが、安い講座は教材がデジタル中心で質問回数が限られ、高い講座はライブ講義・模試・校舎利用まで含まれています。「何が含まれてこの価格なのか」を分解して見ることが、講座選びの第一歩になります。

迷ったらここから──タイプ別「あなたに合う講座」早わかりガイド

10社もの講座があると、比較表を見ただけでは決めきれないかもしれません。そこで、学習スタイルや優先したいポイント別に、最初にチェックすべき講座を絞り込みました。

費用をできるだけ抑えたい方
スタディング(14,960円〜)、フォーサイトのデジタル講座(19,800円)、アガルートのキックオフ宅建士(10,780円)が3万円未満で始められます。デジタル教材中心ですが、計画的に学習できる方にはコストパフォーマンスの高い選択肢になるでしょう。

スマホ中心でスキマ時間に学びたい方
通勤時間や休憩時間を活用したいなら、スマホ完結型のスタディングか、1動画5分の資格の大原「パススル宅建士」が候補になります。どちらも短時間動画とWeb問題集の組み合わせで、移動中でもテンポよく学習を進められる設計です。

紙テキストとWebの両方で学びたい方
「やっぱり紙で書き込みながら覚えたい」という初学者には、フルカラー紙教材が充実しているフォーサイトやユーキャンが向いています。アガルートの入門総合カリキュラムも紙テキスト付きで、Web講義との併用がしやすい構成になっています。

質問や個別フォローを重視したい方
「わからないまま先に進むのが不安」という方は、質問回数や回答スピードに注目してください。アガルートやTACは質問制度が手厚く、クレアールのセーフティコースは質問無制限。資格スクエアは質問への平均回答日数を0.38日と公表しており、質問の翌日にはほぼ回答が届く計算になります。

大手予備校のライブ講義や模試を活用したい方
費用はかかりますが、TACのオンラインライブ通信やLECの教室連動コース、日建学院の全国統一公開模試など、予備校ならではの環境を自宅で利用できるプランが用意されています。模試や答練で本番に近い緊張感を味わいたい方には心強い選択肢です。

宅建オンライン講座は「安い講座が正解」ではなく、「自分が続けやすい学習導線を持つ講座が正解」です。次のセクションからは、それぞれの視点をさらに掘り下げて解説していきます。

宅建オンライン講座と通信講座・通学は何が違う?

オンライン講座の4タイプを知っておこう(スマホ完結・VOD・ライブ配信・通学+Web)

宅建の学習サービスは「オンライン講座」「通信講座」「通学講座」など呼び名がさまざまですが、提供形態で分けると大きく4つのタイプに整理できます。

① スマホ完結型
テキスト・動画・問題演習がすべてスマホで完結するタイプです。スタディングが「1動画5分〜」を前面に打ち出しているほか、資格の大原の「パススル宅建士」も1動画5分の短尺設計で、通勤や家事の合間に学習を進められます。価格帯も比較的安く、1万円台〜4万円台に収まる講座が中心です。

② VOD(録画配信)型
好きな時間に講義動画を再生し、紙テキストやWeb問題集を併用して進めるスタイルです。フォーサイト、アガルート、ユーキャン、クレアール、資格スクエアなどが該当します。「繰り返し視聴しながら理解を深めたい」「紙のテキストに書き込みながら覚えたい」という方に合っています。

③ ライブ配信型
決まった曜日・時間にリアルタイムで講義を受けるスタイルで、TACの「オンラインライブ通信講座」が代表例です。教室講義と同じ臨場感が自宅で味わえるうえ、チャットでの質問も可能。講義は後日アーカイブで見返せるため、急な予定が入っても安心です。「独学だと曜日の区切りがなくてダレてしまう」という方には、週1回のペースメーカーとして機能します。

④ 通学+Web併用型
校舎での対面講義に加えてWeb視聴や録画復習が使えるハイブリッド型です。LEC、TAC、日建学院、資格の大原が教室通学コースを展開しており、自習室や対面質問、全国模試といった予備校ならではの環境をフル活用できます。費用は10万円〜30万円台と高めですが、「通学の強制力」と「Webの復習効率」を両取りできるのが最大の魅力です。

向き不向きを学習スタイルから判断するポイント

「オンライン講座」と一口に言っても、自分に合うタイプは学習環境や性格によってまるで異なります。以下の5つの視点で判断すると、ミスマッチを防げます。

  • 移動中に勉強する時間が長い方 → スマホUIの使い勝手と動画の短さが重要。5分〜15分の短尺動画を用意している講座が適しています。
  • 机に向かってじっくり取り組みたい方 → 紙テキストの質・分量とフルカラー対応の有無を確認しましょう。フォーサイトやユーキャンは紙教材の評価が高い傾向にあります。
  • 独学だとサボりがちな方 → ライブ配信や担任制度、進捗管理ツールが付いた講座を選ぶと、学習が途切れにくくなります。
  • 質問しながら進めたい方 → 質問回数の上限・回答の手段(メール・チャット・Zoom)・回答スピードまで確認すると、実際の使い勝手がイメージしやすくなります。
  • 本番同様の模試で仕上げたい方 → 全国公開模試や答練がカリキュラムに組み込まれているかをチェック。日建学院やTACは毎年全国規模の模試を実施しています。

教材のわかりやすさだけでなく、「最後まで続けきれる仕組みがあるかどうか」が講座選びの分かれ目になります。次のセクションでは、選び方をさらに具体的に掘り下げていきます。

損しないための宅建オンライン講座の選び方──5つの視点

受講料だけで選ぶと損をする?「総額」でチェックするコツ

宅建オンライン講座の受講料は、安いもので1万円台、高いものでは20万円を超えます。しかし表示価格だけで比較すると、「紙テキストが別売だった」「模試が追加料金だった」「入学金が含まれていなかった」と後から気づくケースが少なくありません。

たとえばスタディングはコンプリートコースでも24,800円と格安ですが、冊子版テキストが必要な方はオプション料金9,900円が追加されます。資格の大原のパススル宅建士は42,000円ですが、初回受講者には入学金6,000円が別途かかります。また、スタディングの学習Q&Aサービスは上位プランにのみ付属するため、質問したい方はコース選びに注意が必要です。

講座を比較する際は、次の5つを「総額」として計算してみてください。

  • 受講料本体(税込)
  • 入学金の有無
  • 冊子テキスト・DVDなどのオプション
  • 質問チケットなどの追加サポート費用
  • 模試・答練が別売りか込みか

あわせて、後述する教育訓練給付金や各種割引制度を適用した「実質負担額」まで比較すると、本当にお得な講座が見えてきます。

テキストと動画のわかりやすさは無料体験で見極める

教材の見やすさ・講師の話し方・アプリの操作感は、人によって好みが分かれます。公式サイトの説明だけでは判断しきれないため、無料体験やサンプル講義を活用してから決めるのがおすすめです。

無料体験の導線が整っている講座としては、スタディング(30秒で無料登録)、アガルート(サンプル講義・テキスト閲覧)、LEC(おためしWeb受講)、クレアール(無料受講体験)、資格の大原(デモ画面)などがあります。フォーサイトも資料請求を通じて教材のサンプルを確認できるため、気になる講座は2〜3社を試してから申し込むと失敗を防げます。

チェックポイントとしては、「テキストの文字サイズやレイアウトが読みやすいか」「講師の話し方やスピードが自分に合うか」「スマホ画面での操作がストレスなくできるか」の3点を見ておくと、受講後のギャップが小さくなります。

質問回数・学習管理・模試まで含めてサポートを比較する

サポート内容は講座ごとに大きく異なり、受講料だけでは読み取れない部分です。特に確認しておきたいのが「質問制度」「学習管理」「模試・答練」の3要素です。

質問制度の比較ポイント
ユーキャンの現行講座「宅建士短期合格講座」では1日3問まで質問が可能です。資格スクエアは質問上限が100回で、平均回答日数は0.38日とスピーディーです。アガルートの質問サービス「KIKERUKUN」はフルカリキュラムで30回、ライトカリキュラムで10回。クレアールのセーフティコースは質問回数に上限がなく、不安な方にとっては心強い設計になっています。フォーサイトはコースによって差があり、バリューセット1〜3は無料質問が無制限ですが、デジタルプランは10回に制限されます。なお、不合格時の全額返金保証はバリューセット3のみに付帯する特典で、「給付金対象」「質問回数」「返金保証」は分けて比較すると誤解が生じにくくなります。

学習管理の比較ポイント
スタディングはAIが学習スケジュールを自動生成する機能を搭載しており、「何をいつやればいいか」を迷わずに済みます。資格の大原のパススルも個人カルテと進捗ランキングを用意し、ゲーム感覚で学習を続けられる工夫がされています。ユーキャンのデジタル学習支援も、テスト結果にもとづいた弱点把握に役立ちます。

模試・答練の比較ポイント
日建学院は10月に全国統一公開模試を実施しており、本番と同じ緊張感で実力を測れます。TACやLECも全国公開模試を毎年開催。フォーサイトは科目別答練と模擬試験をカリキュラムに組み込んでおり、アウトプット量の多さが特徴です。低価格帯の講座は模試が含まれないケースが多いため、自分で市販の模試を手配するか、模試付きの講座を選ぶか、事前に検討しておきましょう。

「合格率○○%」の数字は母集団と条件まで読む

講座選びの際に目を引くのが「合格率」の数字です。フォーサイトは受講生合格率75.0%、アガルートは受講生の一発合格率77.01%、資格スクエアは受講生合格率70.8%──いずれも全国平均(2025年度:18.7%)を大きく上回る数字を公表しています。

ただし、この数字を横並びで比較するのは危険です。合格率の「母集団」が各社で統一されていないためです。たとえばフォーサイトは返金保証制度の確認テスト・学力テスト条件を満たし受験番号を提出した受講生ベース、資格スクエアは特定講座受講生のアンケート回答ベース、アガルートは有料講座受講生の実績と、算出条件がそれぞれ異なります。母集団が限定されるほど合格率は高く出やすいので、「合格率の絶対値」よりも「全国平均との倍率」や「算出条件の注記」まで読むことが大切です。

ちなみにユーキャンは合格率を公表せず、過去10年で12,974名の合格者を輩出したと案内しています(2015〜2024年の試験に合格し、アンケートに回答した受講生。2025年8月現在の公式案内)。合格率を出さない会社が悪いわけではなく、数字の見せ方にポリシーが表れている、と捉えるとよいでしょう。

教育訓練給付金・返金保証・合格特典も忘れずに

受講料を見る際に、忘れてはいけないのが「実質負担額を下げる仕組み」です。代表的なものを3つ紹介します。

① 一般教育訓練給付金
雇用保険の被保険者期間が1年以上(初回利用)または3年以上(2回目以降)ある方は、厚生労働大臣が指定した講座を修了すると受講料の20%(上限10万円)が支給されます。ただし支給額が4,000円に満たない場合は対象外です。対象経費は「入学金+受講料(最大1年分)」で、DVDオプションや受験料は含まれません。また割引適用後の価格が計算基準になるため、クーポン利用時は注意してください。

実質負担額の例を挙げると、フォーサイトのバリューセット3(69,800円)なら給付額は約13,960円で実質約55,840円、ユーキャン(キャンペーン価格59,000円の場合)なら実質約47,200円、資格スクエアの製本テキスト付き(77,000円)なら実質約61,600円になります。

② 不合格時の全額返金保証
フォーサイトのバリューセット3には不合格時の全額返金保証が付いています。ただし「確認テストで100点を取る」「学力テストで上位37%に入る」など複数の条件をクリアした方が対象で、無条件ではありません。クレアールのセーフティコースも翌年の受講が追加料金なしで継続できる仕組みを設けています。

③ 合格時の返金・お祝い金
アガルートは合格時に受講料の全額返金またはお祝い金1万円を選べる特典があります(フルカリキュラム対象、合格通知書提出・体験記執筆等の条件あり)。クレアールのセーフティコースは合格祝い金として最大8,000円、資格スクエアは5,000円のお祝い金を支給しています。いずれの制度も「条件あり」が基本ですので、申込み前に公式サイトで詳細を確認してください。

宅建オンライン講座の料金相場と費用を抑える方法

1万円台〜20万円超──価格差がここまで開く理由

宅建オンライン講座の料金は、大きく3つの価格帯に分かれます。それぞれの特徴を理解すれば、「なぜこんなに差があるのか」が見えてきます。

1万円台〜3万円台(デジタル特化型)
スタディングのミニマムコース(14,960円)やフォーサイトのデジタル講座(19,800円)、アガルートのキックオフ宅建士(10,780円)が該当します。教材はデジタル中心で、紙テキストや質問サポートは最小限。自分のペースで計画的に学べる方にとっては、必要十分な内容が揃っています。

4万円台〜8万円台(中価格帯)
ユーキャン(キャンペーン価格59,000円、通常64,000円)、フォーサイトのバリューセット(59,800円〜69,800円)、資格スクエア(66,000円〜77,000円)、資格の大原パススル(42,000円+入学金6,000円)、クレアール(27,800円〜74,800円)、LECのスキマ時間コース(78,000円)がこのゾーンです。紙テキスト対応・質問制度の充実・添削やカリキュラム設計など、サポートの幅が広がります。

10万円台〜20万円超(予備校型)
TAC(73,000円〜198,000円、コースにより入会金10,000円が別途必要)、LEC(137,500円〜192,500円)、日建学院(110,000円〜308,000円)、アガルートの上位コース(107,800円〜129,800円)がここに入ります。TACはスマートWeb本科生73,000円など比較的手頃なコースから、総合本科生SPlus198,000円台のフルパッケージまで幅広い選択肢があります。ライブ配信講義、質問無制限、全国公開模試、校舎の自習室利用などがセットで含まれ、「予備校に通うのと同じ品質をオンラインで」という設計です。

価格差の正体は、講義時間の長さ・紙教材の有無・質問制度の設計・模試や答練の回数・校舎設備の利用可否です。「高いから良い」ではなく「自分に必要な要素が含まれているか」で判断すれば、無駄な出費を避けられます。

教育訓練給付金で実質負担を最大2割カットするしくみ

一般教育訓練給付金を使えば、受講料の実質負担を最大2割減らせます。制度の基本をおさらいしておきましょう。

  • 支給額:教育訓練経費の20%(上限10万円)
  • 対象者:雇用保険の被保険者期間が1年以上(初回)または3年以上(2回目以降)
  • 対象経費:入学金+受講料(最大1年分)。DVDオプションや受験料は対象外
  • 申請方法:講座修了後1か月以内にハローワークへ申請
  • 注意点:割引適用後の価格が計算基準になる。支給額が4,000円未満の場合は不支給

重要なのは、同じ学校でもすべてのコースが給付金対象とは限らない点です。たとえばフォーサイトは2026年試験対策ではバリューセット1・2・3が一般教育訓練給付金の対象ですが、デジタルプランは対象外です。スタディングもコースによって扱いが異なります。申込み前に「このコースは給付金対象か?」を必ず公式サイトで確認してください。

利用を考えている方は、まずハローワークの「教育訓練給付金支給要件照会」で自分の受給資格を確認するのが確実です。制度を使うだけで数千円〜数万円の差が出るため、条件に当てはまるなら使わない手はありません。

早期割引・乗り換え割・再受講割引で安くする具体例

教育訓練給付金以外にも、受講料を抑える方法はあります。主要講座の割引制度を具体的に見ていきましょう。

アガルート:他校からの乗り換え割引で20%オフ、再受講割引で10%オフ。さらに受験経験者向けの割引も用意されています。

TAC:期間限定のスタートダッシュキャンペーンで最大40,000円割引。eクーポン(10,000円〜15,000円)やU25割(25歳以下割引)も併用可能な場合があります。過去に受講歴がある方は再受講割引の適用で、さらに安く受講できます。

LEC:早期申込みで5%オフ、説明会参加当日の申込みで5,000円オフなど、複数の割引を実施しています。

スタディング:2025年度に受講していた方はアップデート版(7,480円〜11,900円)で翌年度の講座を割安に利用できます。

ユーキャン:時期によってキャンペーン価格が適用され、通常64,000円のところ59,000円になるケースがあります。

割引制度は申込み時期によって変わるため、気になる講座は公式サイトでキャンペーン情報をこまめにチェックするのがコツです。

目的別に選ぶ宅建オンライン講座──自分に合うタイプはどれ?

とにかく費用を抑えたい人が注目すべき講座

「テキスト代込みで3万円以内に収めたい」という方は、スタディングとフォーサイトのデジタル講座を最初に検討してみてください。

スタディングは最安のミニマムコースが14,960円で受講でき、スタンダードコースでも19,800円です。冊子版テキスト付きのコンプリートコースでも29,800円と、他社の半額以下に抑えられます。2025年度版からテキストがフルカラーにリニューアルされたのもうれしいポイントです。ただし質問サポートはコンプリートコースのQ&Aチケット(10回分)のみで、気軽に講師へ相談できる環境ではない点に注意が必要です。

フォーサイトのデジタル講座は19,800円とスタディングに並ぶ安さ。eラーニング「ManaBun」でインプットからアウトプットまで完結しますが、質問回数は10回に制限されます。もう少し予算を出せるなら、バリューセット1(59,800円)やバリューセット2(64,800円)にステップアップすると、紙テキストや模試、質問制度が充実します。

予算を抑えつつも給付金を使いたい方は、ユーキャン(59,000円→実質約47,200円)やクレアールのバリューコース(27,800円)も有力な候補です。

スマホ中心でスキマ時間をフル活用したい社会人向け

仕事の合間に学習時間を確保する社会人にとっては、「動画1本の長さ」と「スマホでの操作性」が講座選びの決め手になります。

スタディングは全ての教材がスマホで完結する設計で、1本5分〜の短い動画をテンポよく進められます。AIが学習スケジュールを自動で組んでくれるため、「今日は何をやればいいか」と迷う時間も省けます。通勤電車の中でも片手で操作できるUIは、忙しいビジネスパーソンから高い評価を受けています。

資格の大原のパススル宅建士も、1動画わずか5分で総学習時間は約32時間というコンパクト設計です。デジタルテキスト・Web問題集・個人カルテ・進捗ランキングがスマホに集約されており、ゲーム感覚で学習を継続できます。「大手の安心感がほしいけど、長い講義は聞いていられない」という方にフィットするでしょう。

LECの「スキマ時間で宅建合格Webコース」(78,000円)も、1コマ約30分の講義設計でスマホ学習に対応しています。書籍7冊が受講料に含まれているため、自宅では紙テキストで復習、外出先ではスマホで演習、と使い分けたい方にも便利です。

紙テキストとWebをバランスよく使いたい初学者向け

法律の学習が初めてで、「まずは手を動かしながら基礎を固めたい」という初学者には、紙テキストの質とカリキュラムの丁寧さを重視した講座が合っています。

フォーサイトはフルカラーの紙テキストが高く評価されており、図解やイラストを多用した構成で視覚的に理解しやすい教材を提供しています。eラーニング「ManaBun」では確認テストや学力テストも受けられ、紙とデジタルを行き来しながら学べるのが魅力です。バリューセット2(64,800円)なら紙テキスト・模試・演習がバランスよくセットされており、初学者の最初の1社として有力です。

ユーキャンは40年以上の通信教育実績があり、受講生の約70%が初学者というデータを公表しています。2026年4月からの現行講座「宅建士短期合格講座」はデジタルテキストとWeb動画を中心とした構成で、質問は1日3問まで対応。標準学習期間3〜5か月のカリキュラムに沿って進めれば、初めての方でもペース配分に迷いにくい構成です。

アガルートの入門総合カリキュラム(フル:107,800円、ライト:54,780円)も、オリジナルの紙テキストと15分単位のWeb講義を組み合わせた設計で、初学者が段階的に理解を深められるようになっています。予算に余裕があれば、質問サービスや学習サポーターが付くフルカリキュラムがおすすめです。

質問・添削・個別面談──伴走型サポートが欲しい人向け

「わからないところを放置したくない」「誰かに進捗を見てもらいたい」という方は、質問・添削・面談の充実度を最優先に比較しましょう。

アガルートは質問サービス「KIKERUKUN」に加えて、月1回のホームルーム動画や学習サポーターによる進捗管理を用意しています。バーチャル校舎の自習室機能もあり、「通信講座だけど予備校にいるような感覚で学べる」という点が他社との差別化ポイントです。フルカリキュラムなら質問30回、ライトカリキュラムでも10回まで対応してもらえます。

TACは質問回数に上限を設けていないコースがあり、教室通学・映像ブース・Web通信・オンラインライブから好きなスタイルを選択できます。全65回(各2.5時間)の講義をしっかり受けたうえで、疑問点はその都度質問できる体制が整っています。校舎の自習室も利用可能で、「予備校の手厚さをフルで味わいたい方」にはうってつけです。

クレアールのセーフティコースは質問回数が無制限で、初年度の受験料8,200円をクレアール側が負担してくれます。合格祝い金(最大8,000円)や、1年目で合格した場合の未受講分返金など、金銭面のリスクヘッジも厚い設計です。「万が一不合格でも翌年追加料金なしで継続できる」という安心感は、初めて資格に挑戦する方にとって大きな後押しになるでしょう。

資格スクエアは月1回のZoom相談に対応しており、学習の方向性や直前期の戦略について講師に直接相談できます。質問は上限100回で、平均回答日数0.38日というスピード感が強みです。

大手予備校のライブ講義や模試まで活用したい人向け

「本番さながらの模試で自分の実力を客観的に測りたい」「リアルタイムの講義で集中力を高めたい」という方は、大手予備校のオンライン対応コースが最適です。

TACのオンラインライブ通信講座は、毎週決まった時間にライブ配信で講義を受けられます。チャットで質問もでき、講義後はアーカイブで何度でも見返せるため、「通学の臨場感」と「通信の復習効率」を兼ね備えた学び方が可能です。総合本科生Sは165,000円〜で全65回の講義と公開模試がセット。初回受講者には入会金10,000円が別途かかりますが、教室品質の学習環境をオンラインで手に入れたい方には見合った投資といえます。

LECは講義回数59〜141回という豊富なラインナップを誇り、スキマ時間向けの78,000円コースからフルパッケージの192,500円コースまで、目的に応じて選べます。40年以上の資格指導実績を持ち、模試の出題精度を評価する受験生が多い予備校です。直前期の仕上げ教材としても活用されています。

日建学院は全国に校舎を構える老舗予備校で、教室講義と同じ映像教材をWebでも視聴できるのが特徴です。スーパー本科コース(308,000円)から通信合格コース(41,800円)まで価格帯が幅広く、10月の全国統一公開模試は毎年多くの受験生が参加しています。通学コースでは担任制度もあるため、「何から手を付けていいかわからない」という方も安心して進められます。

資格の大原も教室通学コースとWebライブコース(約98,000円)を展開しており、週1回のライブ配信で教室講義をリアルタイムに受けられます。短尺動画のパススルとは別枠で、じっくり学びたい方向けのコースも充実しています。

宅建オンライン講座 主要10社を個別に解説

アガルート──一発合格率77.01%の実績と全額返金特典が強み

アガルートは2026年合格目標の入門カリキュラム(フル:107,800円、ライト:54,780円)と中上級カリキュラム(フル:129,800円、ライト:76,780円)を中心にラインナップを展開しています。手軽に始められるキックオフ宅建士(10,780円)も用意されており、「まずは基礎を確認してからフルコースに進みたい」という方の入口としても使えます。

教材は15分前後のWeb講義とフルカラーの紙テキストの組み合わせで、スマホとPCの両方に対応。過去10年分の問題演習アプリ「TOKERUKUN」と質問アプリ「KIKERUKUN」を軸に、アウトプットの量を確保しやすい設計です。月1回のホームルーム動画では、学習計画や直前期の戦略をリアルタイムで共有してもらえます。

注目すべきは合格特典で、フルカリキュラム受講者が合格すると受講料の全額返金またはお祝い金1万円を選択できます。ただし合格通知書の提出・体験記の執筆・インタビュー協力などの条件が設定されており、返金額は税抜価格が対象になるケースもあるため、申込み前に公式サイトで細かい条件を確認しておくことをおすすめします。他校からの乗り換え割引(20%オフ)や再受講割引(10%オフ)も用意されています。

フォーサイト──フルカラー教材と合格率75%の安定感で選ぶなら

フォーサイトの宅建講座はデジタル講座(19,800円)からバリューセット3(69,800円)まで段階的にコースが用意されており、予算や学習スタイルに合わせて選べます。2025年度の受講生合格率75.0%(全国平均の約4.01倍)を公表しており、安定した実績が強みです。

最大の特徴はフルカラーの紙テキストで、図解やイラストを豊富に使った視覚的なレイアウトが初学者から好評を得ています。eラーニングシステム「ManaBun」では、確認テスト・学力テスト・過去問演習などアウトプットの機会も豊富です。バリューセット3にはライブ配信講義「eライブ」も含まれ、講師に直接質問できるチャンスがあります。

バリューセット3には不合格時の全額返金保証制度が付帯しています。ただし「確認テストで100点」「学力テストで上位37%」などの条件をすべて満たす必要があり、単に受講して不合格になっただけでは返金されません。返金保証はこのコース限定のため、申込み時にはコース内容と条件をしっかり確認してください。教育訓練給付金はバリューセット1・2・3が対象で、バリューセット3なら実質約55,840円で受講可能です。

スタディング──1万円台スタートのスマホ完結型でコスパ最強

スタディングは宅建オンライン講座の中で圧倒的な低価格を実現しています。ミニマムコース14,960円、スタンダードコース19,800円、コンプリートコース24,800円(冊子付き29,800円)という料金設定は、他社の半額以下です。過年度受講者向けのアップデート版も7,480円〜11,900円で用意されており、2年目以降の継続学習にもやさしい価格設計になっています。

全教材がスマホで完結する設計で、短い動画講義とWeb問題集を交互に繰り返す「インプット→即アウトプット」のサイクルが特徴です。AIがその日の学習計画を自動で組んでくれるため、「何から手を付ければいいか迷う」という時間を減らせます。13年分の過去問も搭載しており、演習量は価格からは想像できないほど充実しています。2025年度版からは冊子版テキストがフルカラーにリニューアルされ、「やっぱり紙も欲しい」という声にも対応しました。

一方で、質問サポートはコンプリートコース付属のQ&Aチケット(10回分)に限定されます。紙テキストも上位プランのオプション(9,900円)扱いのため、「費用を抑えたいが質問もしたい」という方は、コース選びを慎重に行う必要があります。合格率は公表されていませんが、受講料の安さに対して教材の充実度が高い点は多くの受講生から評価されています。

ユーキャン──添削7回つき、40年超の実績がある王道通信講座

ユーキャンは2026年4月1日から「宅建士短期合格講座」の受付を開始しています。受講料はキャンペーン中59,000円(5月1日以降は通常価格64,000円)で、デジタルテキスト・Web動画講義がセットされた新しいカリキュラムです。質問は1日3問まで、標準学習期間は3〜5か月に設定されています。なお、従来の本科講座ページで案内されていた「添削7回・標準6か月」は旧講座の情報です。40年以上にわたる通信教育の実績を持ち、受講生の約70%が初学者という点は変わりません。

短期合格講座はデジタルテキストとWeb動画で構成され、1回の学習が短時間で完結するよう工夫されています。質問は1日3問まで対応してもらえるため、学習中の疑問をその日のうちに解消しやすい環境です。標準学習期間3〜5か月というコンパクトなカリキュラムで、忙しい方でも計画を立てやすい設計になっています。

過去10年で12,974名の合格者を輩出している実績を持ち(2015〜2024年の試験に合格し、アンケートに回答した受講生。2025年8月現在の公式案内)、教育訓練給付金の対象講座でもあります。給付金を適用すると実質約47,200円で受講可能です。合格率は公表していませんが、累計合格者数の多さは長年にわたる信頼の裏付けといえるでしょう。「派手な数字より、着実にカリキュラムをこなせる安心感がほしい」という方にフィットする講座です。

クレアール──理解重視の「非常識合格法」と2年保証コースが魅力

クレアールは「満点を目指すのではなく、合格点に必要な範囲を重点的に学ぶ」という独自の学習メソッド「非常識合格法」を掲げています。完全合格バリューコース(27,800円、キャンペーン価格)、パーフェクトコース(59,800円前後、キャンペーン価格)、セーフティコース(74,800円前後、キャンペーン価格)など、予算と安心度に応じたコースが用意されています。

講義は録画配信型で、1単元30分前後のコンパクトな構成です。講義の直後に過去問演習へ進む導線が組まれており、「聞いただけで終わる」状態を防ぐ仕組みが整っています。テキストはPDF形式が基本で、紙テキストはオプション対応。問題演習量を通常の2〜3倍確保する設計も特徴的で、アウトプット重視の学習が可能です。

最大の差別化ポイントはセーフティコースの「2年保証」です。1年目で不合格だった場合、翌年も追加料金なしで講座を継続できます。しかも初年度の受験料8,200円をクレアール側が負担し、1年目で合格した場合は未受講分の返金と合格祝い金(最大8,000円)が支給されます。「もし1年で受からなかったら…」という不安を抱える初学者にとって、金銭的・精神的な安全装置として機能するコースです。バリューコースは低価格ですが紙教材がなく質問回数に制限があるため、独学力が求められます。

資格スクエア──13年分の過去問とAI活用で効率学習

資格スクエアは製本テキストなしプラン(66,000円)と製本テキスト付きプラン(77,000円)の2コースで展開しています。インプット講義(約76時間)、アウトプット講義(約10時間)、直前総まとめ講義(約6時間)に加え、スマホアプリ「宅建攻略クエスト」で13年分・15回の本試験過去問に取り組めます。

講師の解説が「とにかくわかりやすい」と評判で、法律初学者にも理解しやすいかみ砕いた説明が特徴です。21段階の倍速再生に対応しているため、復習時は2倍速で時短する使い方も可能。AI予測模試「未来問」は過去問のデータをAIが分析して出題傾向を予測するユニークな仕組みで、直前期の仕上げに活用できます。

サポート面では月1回のZoom相談が利用でき、学習の方向性や直前期の戦略について講師に直接相談できます。質問は上限100回で、平均回答日数0.38日という素早い対応が強みです。2025年度の受講生合格率は70.8%(全国平均の約3.8倍)と公表されており、教育訓練給付金の対象講座でもあります。合格時には5,000円のお祝い金が支給されます。

TAC──オンラインライブと質問無制限で教室品質を自宅で

TACの宅建講座は教室通学・映像ブース・Web通信・オンラインライブ通信の4つの受講スタイルから選べます。2026年合格目標のコースは、スマートWeb本科生(73,000円、キャンペーン価格)からスタートし、速修本科生(111,000円台)、総合本科生(121,000円台)、総合本科生S(165,000円〜)、総合本科生SPlus(198,000円〜)と段階的に用意されています。オンラインライブ受講に対応しているのは総合本科生S以上のコースです。なお、TAC会員番号を持たない初回受講者には入会金10,000円が別途必要です。

最大の特徴は全65回(各約2.5時間)の講義ボリュームと、質問回数に上限を設けていない点です。オンラインライブ講義は毎週決まった時間に配信され、チャットでリアルタイムに質問できます。講義は後日アーカイブ視聴も可能で、繰り返し復習に活用できます。全国公開模試も実施しており、本番と同じ環境で実力を確認できるのは大手予備校ならではの強みです。

早期申込みキャンペーンでは最大40,000円の割引が適用される場合があり、受講歴のある方は再受講価格(121,000円〜)で受けられます。教育訓練給付金の対象コースも用意されています。費用は他のオンライン講座と比べると高めですが、「教室に通わなくても予備校品質の学習環境を手に入れたい」という方にとっては、見合ったリターンが期待できる講座です。

LEC──スキマ時間Webコースから本格フルコースまで幅広い

LECは宅建講座のラインナップが非常に豊富で、スキマ時間で宅建合格Webコース(78,000円)から週一完成合格フルコース(137,500円)、プレミアム合格フルコース(192,500円)まで、学習ペースや目標に応じて選べます。教育訓練給付金対象のパーフェクト合格フルコースは159,500円で、給付金適用後の実質負担は約127,600円です。

スキマ時間コースは1コマ約30分で設計され、書籍7冊(「出る順」シリーズ)が受講料に含まれています。フルコースでは講義回数が59〜141回と幅広く、基礎から応用・直前対策までを段階的にカバーする構成です。教室受講・Web受講・スマホアプリと複数のチャネルで学習でき、自宅では紙教材、外出先ではスマホ、と使い分けられます。

40年以上の資格指導実績を持ち、模試の出題精度を評価する声が多く聞かれます。直前期の予想模試は本番での的中実績が注目されることもあり、「模試はLEC」と評価する受験生も少なくありません。早期申込みで5%オフ、説明会参加当日の申込みで5,000円オフなど、割引制度も複数用意されています。

資格の大原──1動画5分の「パススル宅建士」で無理なく続く

資格の大原は「パススル宅建士」(Web通信42,000円+入学金6,000円)という短尺動画特化型の通信講座を展開しています。1動画わずか5分で、総学習時間は約32時間。デジタルテキスト、Web問題集、学習スケジュールの自動設定機能、個人カルテ、進捗ランキングがスマホに集約されており、「短い動画で学んで、すぐに問題を解く」というサイクルを繰り返す設計です。

パススルの最大の魅力は、忙しい方でも毎日少しずつ続けやすい点です。5分の動画なら通勤電車の1駅分でも視聴でき、まとまった時間が取れない平日でもコツコツ積み上げられます。進捗ランキング機能は他の受講生の学習状況と比較できるため、モチベーション維持にもつながります。

一方で、「もっとじっくり講義を聞きたい」「紙のテキストで書き込みたい」という方には、教室通学やWebライブコース(約98,000円)のほうが合っているかもしれません。紙テキストはパススルにはオプション扱いで含まれていないため、必要な方は別途追加を検討してください。教育訓練給付金の対象コースもあり、入学金6,000円が初回のみ別途必要な点はあらかじめ確認しておきましょう。

日建学院──通学品質の教材と全国公開模試がセットでつく

日建学院は全国に校舎を構える老舗の建築・不動産系予備校で、宅建講座では教室通学からWeb通信まで多彩なコースを用意しています。スーパー本科コース(308,000円)、本科コース(253,000円)、短期集中コース(198,000円)、重点Webコース(110,000円)、通信合格コース(41,800円)など、予算と学習期間に合わせて柔軟に選べるのが特徴です。

教室コースでは担任制度が導入されており、進捗の遅れや理解不足を担任が個別にフォローしてくれます。教室で使う映像教材はWebでも視聴できるため、欠席した回の補習や繰り返し復習にも対応。毎年10月に実施される全国統一公開模試は受験者数が多く、自分の実力を全国規模で客観的に把握できる貴重な機会です。

通信合格コース(41,800円)は講義なしの教材セットですが、本科コースと同じテキストが使えるため、「教材の質は高いものがほしいが、自分のペースで進めたい」という方に向いています。学生割引が適用されるコースもあり、たとえば本科コースは学生価格132,000円で受講可能です。教育訓練給付金の対象コースもありますが、給付金利用時には模試の受験方法などに追加条件がある場合があるため、申込み前に校舎へ確認するのが確実です。

独学と通信講座、宅建合格にはどっちが近道?

独学のメリット・デメリットを率直に整理する

宅建は独学での合格者も少なくない資格です。市販のテキストと過去問を揃えても1万〜2万円程度に収まるため、コストを最小限にしたい方にとっては魅力的な選択肢です。学習のペースも自由にコントロールでき、法律の学習経験がある方や自己管理が得意な方には効率的な面もあります。

一方で、独学にはいくつかのリスクが伴います。まず、市販テキストの選定に迷いやすい点です。書店に行けば10社以上のテキストが並んでおり、「どれが自分に合うのか」を判断するだけで時間を消費してしまうケースがあります。

次に、法改正への対応です。宅建試験の出題基準は試験年度の4月1日時点の法令で、市販テキストの改訂タイミングによっては最新の改正内容が反映されていないことがあります。通信講座の場合は直前対策講義で法改正をフォローしてくれるのに対し、独学では自分で情報を追う必要があります。

そして最大の壁が「モチベーションの維持」です。宅建の合格に必要な勉強時間は一般的に300〜500時間程度とされ、半年以上にわたる長期戦になります。誰にも進捗を管理されない環境では、仕事の繁忙期やプライベートの都合で学習が途切れやすく、途中で挫折してしまうリスクがあります。

通信講座が独学より有利になる3つの場面

通信講座と独学、どちらが「合っているか」はその人の状況次第ですが、通信講座のほうが明確に有利になる場面が3つあります。

① 何から始めればいいかわからないとき
通信講座はカリキュラムが組まれているため、テキスト選びや学習順序で迷う時間をカットできます。権利関係→宅建業法→法令上の制限→税その他、という流れを講義に沿って進めるだけで、出題頻度の高い分野に自然と時間を多く割ける設計になっています。

② 質問できる環境がないと理解が止まるとき
民法の「抵当権」や「区分所有法」など、独学では理解に時間がかかるテーマが宅建にはあります。通信講座なら質問制度を使って疑問点をその場で解消でき、理解の停滞を最小限に抑えられます。特に法律の学習が初めての方にとっては、この差が合否に直結しやすいポイントです。

③ 模試や直前対策で本番への準備を整えたいとき
独学で市販の模試を買って自宅で解くことは可能ですが、「本番と同じ時間配分で」「全国の受験者と比較して」という環境は通信講座の模試でなければ再現しにくい面があります。直前期の法改正フォローや出題予想も、各社のノウハウが詰まった部分であり、独学では手に入りにくい情報です。

「途中で挫折しそう」と感じるなら通信講座を選ぶべき理由

宅建試験は満点勝負の試験ではなく、50問中35点前後をコンスタントに取れれば合格できる試験です。つまり、「すべてを完璧にする」必要はなく、「合格に必要な範囲を確実にカバーする」ことが最も効率的な戦略になります。

このとき最大のリスクになるのが「途中離脱」です。教材の質がどんなに高くても、最後まで使い切らなければ意味がありません。通信講座には学習管理ツール・質問制度・添削課題・ライブ講義の強制力など、「途中で止めにくい仕掛け」が複数組み込まれています。

クレアールのセーフティコースやフォーサイトの全額返金保証のように、「不合格でも金銭的ダメージを最小限に抑えられる制度」がある講座を選べば、心理的なハードルも下がります。独学の教材費1〜2万円を何度も繰り返す可能性を考えれば、最初に通信講座で一発合格を狙うほうが結果的にコストを抑えられるケースは少なくありません。

通信講座で合格するための学習スケジュールの組み方

初学者が半年で仕上げる標準プラン──いつ何をやるか

宅建試験の標準的な勉強時間は300〜500時間です。10月中旬の試験に向けて4月から始めれば約6か月、1日あたり90分〜2時間の学習ペースで十分に間に合います。以下は初学者が半年で仕上げるモデルプランです。

4月〜5月(1〜2か月目):権利関係のインプット
民法を中心とした権利関係は試験全体の14問分を占め、範囲が広いため早めに着手するのが鉄則です。テキストの通読と基本問題を並行して進め、「契約」「物権」「債権」の基本構造を理解しましょう。この段階では完璧を目指す必要はなく、全体像を掴むことが目的です。

6月〜7月(3〜4か月目):宅建業法・法令上の制限
宅建業法は試験の20問分を占める最大の得点源です。パターンが決まっている出題が多いため、過去問を解くほど点数が伸びやすい分野になります。法令上の制限(8問)と税・その他(3問)も並行して学び、インプットの範囲を一通り終わらせましょう。なお、受験申込みの締切はインターネットで7月31日です。学習に集中して申込みを忘れないよう注意してください。

8月(5か月目):過去問1周目+弱点の洗い出し
ここからは本格的なアウトプットフェーズです。過去問を年度別に解き、科目ごとの正答率を記録しましょう。正答率が低い分野を洗い出し、テキストに戻って重点的に復習します。

9月〜10月(6か月目):模試・弱点つぶし・直前対策
直前期は模試を2〜3回受けて本番の時間配分に慣れつつ、間違えた問題を中心に復習を重ねます。法改正や統計問題は直前期に最新情報が出るため、講座の直前対策講義を活用するのが効率的です。

学習経験者が3ヶ月で巻き返す短期集中プラン

以前に宅建の学習経験がある方や、行政書士・FPなど法律系の資格を持っている方は、7月から3か月の短期集中プランで勝負できます。

7月:過去問で現在の実力を把握
まず直近3年分の過去問を本番形式(2時間・50問)で解き、現時点の得点と弱点科目を洗い出します。30点以上取れているなら、弱点補強と演習の反復に集中すれば3か月で十分に間に合います。

8月:弱点分野の講義→過去問→一問一答の回転
弱点分野の講義を重点的に受け直し、その日のうちに過去問と一問一答で定着を確認するサイクルを繰り返します。特に宅建業法と法令上の制限は短期間で点数が伸びやすいため、「高得点源」として徹底的に仕上げましょう。

9月〜10月:模試→復習→予想問題で仕上げ
模試は「点数」ではなく「落とした理由」を分類することが重要です。知識不足なのか、問題文の読み間違いなのか、時間切れなのかを仕分けし、それぞれの対策を講じます。権利関係は深追いしすぎず、宅建業法で取りこぼしを減らす戦略が合格への最短ルートです。

直前期にやるべきこと──模試・弱点つぶし・過去問回転

試験本番の1〜2か月前(8月下旬〜10月上旬)は、新しい範囲を広げるのではなく、「すでに学んだ内容の精度を上げる」フェーズです。

模試は最低2回、できれば3回受ける
1回目は「自分の実力把握」、2回目は「弱点補強の効果確認」、3回目は「本番の時間配分とメンタルの調整」として位置づけると効果的です。日建学院の全国統一公開模試やTAC・LECの公開模試は受験者数が多く、自分の立ち位置を全国規模で確認できます。

弱点科目は「得点しやすい範囲」に絞って補強
権利関係の難問(区分所有法の細かい条文など)を直前期から新たに攻めるのはリスクが高いため、宅建業法や法令上の制限の「確実に取れる問題」を固める方が合理的です。過去問を2〜3回転させ、正答率90%以上になるまで繰り返しましょう。

法改正・統計は直前対策講義で一気にカバー
宅建試験の出題基準は4月1日時点の法令ですが、統計問題は最新のデータが出題されるため、直前期に情報を更新する必要があります。通信講座の直前対策講義を活用すれば、自分で情報を集める手間を省けます。前日まで新しいテキストに手を広げないことが、直前期の鉄則です。

2026年度 宅建試験の基本情報をまとめてチェック

試験日程・申込期間・受験料を一覧で確認

2026年度(令和8年度)の宅建試験スケジュールは以下のとおりです。2026年4月1日時点で一般財団法人不動産適正取引推進機構が「予定」として公表している内容にもとづいています。正式な確定は官報公告後となるため、申込み前には必ず公式ページで最新情報をご確認ください。

項目 日程・内容
官報公告 2026年6月5日
インターネット申込 2026年7月1日 9:30 〜 7月31日 23:59
郵送申込 2026年7月1日 〜 7月15日
受験手数料 8,200円
受験票発送 2026年10月2日
試験日時 2026年10月18日(日)13:00〜15:00
登録講習修了者 13:10〜15:00(5問免除)
合格発表 2026年11月25日

インターネット申込みは締切間際に集中しやすく、システムに不具合が生じても救済措置はないと実施機関が注意喚起しています。学習のペースに余裕を持たせるためにも、7月上旬のうちに申込みを済ませておくのが安全です。受験資格に学歴や年齢の制限はなく、日本国内に居住していれば誰でも受験できます。

出題形式と科目別の配点──得点源はどこか

宅建試験は全50問の四肢択一(マークシート)方式で、1問1点・50点満点です。登録講習修了者は問1〜問5が免除され45問になります。科目別の配分は以下のとおりです。

科目 出題数 配点割合
権利関係(民法等) 14問 28%
法令上の制限 8問 16%
宅建業法 20問 40%
税・その他 3問 6%
免除科目 5問 10%

最も配点が大きいのは宅建業法(20問・40%)で、ここを得点源にできるかどうかが合否を大きく左右します。出題パターンが比較的安定しており、過去問を繰り返すほど得点が伸びやすい分野です。法令上の制限と税・その他を合わせると11問あり、短期間で点数を積み上げやすいこのエリアでの失点を最小限に抑えることも重要です。

権利関係は範囲が広く難問が出やすい反面、14問中8〜10問を正答できれば合格ラインに十分届きます。頻出テーマ(意思表示・代理・物権変動・賃貸借・相続など)を重点的に押さえ、マイナーな判例問題には深入りしない割り切りが効率的な戦略です。

過去10年の合格率・合格点から読みとく難易度のリアル

過去10年間の合格率と合格点の推移を見ると、宅建試験の難易度の「幅」が見えてきます。

年度 受験者数 合格者数 合格率 合格点
令和7年(2025) 245,462人 45,821人 18.7% 33点
令和6年(2024) 241,436人 44,992人 18.6% 37点
令和5年(2023) 233,276人 40,025人 17.2% 36点
令和4年(2022) 226,048人 38,525人 17.0% 36点
令和3年10月 17.9% 34点
令和3年12月 15.6% 34点
令和2年10月 17.6% 38点
令和2年12月 13.1% 36点
令和元年(2019) 17.0% 35点
平成30年(2018) 15.6% 37点
平成29年(2017) 15.6% 35点
平成28年(2016) 15.4% 35点

合格率はおおむね15%〜19%で推移しており、年度によって極端な上下はありません。合格点は33〜38点の幅で変動し、直近の令和7年度は33点と低めでしたが、令和2年10月の38点のように高く設定される年もあります。

この数字から言えるのは、「安定して35点以上を取れる力があれば、年度の変動に左右されず合格圏内に入れる」ということです。逆に「ギリギリ30点前後」の実力では、合格点が高い年に届かないリスクが残ります。余裕を持って36〜40点を目標にするのが、確実な合格戦略です。

宅建オンライン講座のよくある疑問をまとめて解消

Q. オンライン講座だけで本当に合格できる?

A. 合格は十分に可能です。主要な通信講座のなかには受講生合格率が全国平均(18.7%)の3〜4倍に達する数字を公表しているところもあります。ただし合格率の母集団や算出条件は各社で異なるため単純比較はできません。それでも、カリキュラムどおりに学習を進めれば合格ラインに届く実力を養える設計になっています。

ただし「講義を聞いているだけ」で受かる試験ではありません。宅建は四肢択一の試験なので、過去問を繰り返して選択肢の切り方に慣れることが不可欠です。インプット(講義・テキスト)とアウトプット(問題演習・模試)をバランスよく回していくことが合格への近道になります。学習時間は300〜500時間が目安で、半年の計画で取り組めば1日あたり2時間程度の学習で十分に到達可能な量です。

Q. 「全額返金保証」「合格特典」は実際どんな条件がある?

A. 無条件で返金される制度はほぼありません。いずれの講座も細かい条件が設定されています。

たとえばフォーサイトのバリューセット3は、確認テストで100点・学力テストで上位37%に入るなどの成績条件を満たしたうえで不合格だった場合に返金される仕組みです。アガルートの合格特典は、合格通知書の提出や体験記の執筆、インタビューへの協力が求められ、返金額は税抜価格になるケースもあります。クレアールのセーフティコースは不合格でも翌年の受講が無料で継続でき、1年目で合格すれば未受講分の返金と合格祝い金が支給されます。

申込み前に「返金保証の対象コースはどれか」「条件の詳細は何か」を公式サイトで必ず確認してください。

Q. 教育訓練給付金は誰でも使える?いくら戻る?

A. 誰でも使える制度ではなく、雇用保険の加入期間などの要件があります。初回利用は被保険者期間が1年以上、2回目以降は原則3年以上が必要です。また前回の受給から3年未満だと利用できない場合もあります。

支給額は受講費用の20%で上限は10万円。ただし支給額が4,000円未満の場合は対象外です。対象経費は入学金と受講料(最大1年分)で、受験料・交通費・機材費は含まれません。講座修了後1か月以内にハローワークへ申請する必要があるため、修了後は速やかに手続きを進めてください。自分が要件を満たしているかどうかは、ハローワークの「教育訓練給付金支給要件照会」で事前に確認できます。

Q. 法改正の対応はいつ確認すればいい?

A. 宅建試験の出題基準は試験年度の4月1日時点で施行されている法令です。講座を選ぶ際は「2026年4月以降の法改正がいつ教材に反映されるか」を確認するのがポイントです。多くの通信講座では直前対策講義の中で法改正をまとめてフォローしてくれるため、4月〜9月の間に配信されるアップデート情報を見逃さないようにしましょう。

独学の場合は法改正の情報を自分で追う必要がありますが、実施機関や各社のコラムページに改正情報がまとめられることが多いため、定期的にチェックする習慣をつけておくと安心です。

Q. 登録講習(5問免除)とオンライン講座は何が違う?

A. まったく別の制度です。登録講習は宅地建物取引業に従事している方だけが受けられる制度で、修了すると本試験の5問(問1〜問5)が免除されて45問受験になります。試験時間は一般受験者の2時間に対して1時間50分です。

一方、オンライン講座は誰でも申し込める学習支援サービスであり、受講しても試験の免除は一切発生しません。「登録講習を受ければ5問分ラクになる」と「オンライン講座で試験対策をする」は、制度上まったく異なる位置づけです。宅建業に従事している方は登録講習を修了したうえでオンライン講座を併用する、という使い方が合格率を高める有効な戦略になります。

Q. 各社の「合格率○○%」はどう比較すればいい?

A. 合格率の数字をそのまま横並びで比較するのは危険です。各社で「誰を母集団にしているか」が異なるためです。

フォーサイトは「返金保証制度の確認テスト・学力テストの条件を満たした受講生のうち、受験番号を提出した合格者」をもとに算出しています。アガルートは「有料講座の受講生」を母集団に、資格スクエアは受講生アンケートの回答者をもとにそれぞれ集計しています。このように各社で母集団の定義が異なるため、ユーキャンは合格率を公表せず、過去10年で12,974名の合格者を輩出した実績を示しています(2015〜2024年試験、アンケート回答者ベース。2025年8月現在)。

比較する際は、全国平均の合格率(直近は18.7%)を基準に「全国平均の何倍か」という倍率を見るのがわかりやすい方法です。あわせて「母集団の定義」「対象年度」「算出条件の注記」まで確認すれば、数字に振り回されずに講座の実力を判断できます。

まとめ──自分に合った宅建オンライン講座で2026年の合格をつかもう

ここまで、主要10社の宅建オンライン講座を料金・教材・サポート・合格実績の4軸で比較してきました。最後に、講座選びで押さえておきたいポイントを振り返ります。

  • 受講料は「表示価格」ではなく「総額」で比較する。入学金・オプション教材・質問チケットまで含めた金額が本当のコスト
  • 教育訓練給付金や割引制度を活用すれば、実質負担を数千円〜数万円下げられる。自分が要件を満たしているかはハローワークで確認可能
  • 合格率の数字は母集団と算出条件をセットで見る。全国平均との倍率で評価するのがフェアな比較方法
  • 教材の「わかりやすさ」と「続けやすさ」は別物。無料体験で操作性や講師の相性を確かめてから申し込むのが失敗しない鉄則
  • 最終的に合否を分けるのは「最後まで学習を完走できたかどうか」。自分の生活リズムと性格に合った学習導線を持つ講座を選ぶことが、合格への最短ルート

2026年度の宅建試験は10月18日に実施され、インターネット申込みは7月1日に開始されます。講座の多くは4月〜5月に申し込むことで早期割引やキャンペーン価格が適用されるため、「どの講座にするか」を早めに決めて学習をスタートすることが、半年後の合格につながります。

この記事で紹介した情報を判断材料にしつつ、気になった2〜3社の無料体験を試してみてください。自分に合う講座が見つかれば、あとはカリキュラムに沿って走り切るだけです。2026年10月、宅地建物取引士の合格を手にするための一歩を、今日から踏み出しましょう。

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