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お金? それとももっと大きな何か?

2020年07月22日

先日からコンビニやスーパーのレジ袋が有料化されました。私は以前からなるべく袋を持っていくようにしていましたが、コンビニで私以外に袋を持参する人を見かけたことはありませんでした。今回の有料化がきっかけでみんなの意識が少しでも変わればいいなと思っています。

さて、この法律の主旨は「自然環境を守るためにみんなでビニールゴミを減らそう」なのですが、これをお金中心に考えると少し様子が変わってきます。

「環境保護に協力しよう」と思う人をA、「レジ袋にお金を払うのがもったいない」と考える人をBとします。2人とも袋を持参するわけですから結果として取る行動は同じです。ただBの人の動機はお金ですから、年間で必要になるレジ袋の費用を計算し毎回持参する手間と比較した時、袋を持参するのをやめる可能性もあります。例えば袋が1枚3円だったとすると、毎日1回買い物をしたとしても365日×3円で1,000円ちょっと。年間で1,000円を払う覚悟さえ決めれば袋を持参する手間が不要になるのです。

このBタイプの人は「節電」「節水」などに関しても同様の考え方をします。例えば旅行先のホテルから外出する際、電灯もエアコンもつけっぱなしで出かける人がいます。自分が戻ってきた時に「暗い部屋は怖い」し、「涼しくなるまでに時間がかかる」からです。私はこの話を人にして「電気代は宿泊代に含まれてるんだから別にいいじゃん」と言われたことが何度かあります。

私たちは今、資本主義社会の中で生きています。お金を稼ぐのは自分が生きていくために必要不可欠なことなので、金銭的な損得で物事を判断するのが間違っているとは思いません。ただ、全てを自分個人の損得で考え始めると「みんなのため」とか「世界のため」の行動に意義を感じられなくなってしまいそうな気がするのです。

ものを学ぶとき「将来きちんと生活していけるように」と思うだけでなく、「いつか社会に役立つ人になるために」と考える子供たちであって欲しいと思います。


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