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授業のノート

2020年08月19日

もしかしたらお叱りを受けるかもしれませんが、私は学校の授業でノートを取る(板書を写す)ことにあまり意義を感じません。というか、ノートを取るという行為の意味を多くの生徒が間違えているような気がします。

学校でも塾でも同じですが、授業で一番大事なのは「その場で理解すること」であって「記録すること」ではありません。例えば野球のコーチにバッティングのフォームを教わったとしたら、その場で何度も素振りをして確かめてみるのではないでしょうか? ろくに素振りもせずに、コーチの言葉だけをノートに書き留める人はいないと思います。勉強も同様で、その場で考え理解し、その場で試してみるべきなのです。バットを素振りした時、体重のかけ方が気になる人はその場でコーチに聞かないでしょうか? 勉強でもそれを理解し身につけようと思えば疑問が出て当たり前なのです。

「教室のみんなの前では質問しにくい」という生徒がいます。それは十分理解できますので、その場で質問しなくても構いません。その際は教科書でもノートでも構わないので、疑問点をメモしましょう。そしてなるべく早いタイミングでその疑問点を解消し、教わったことを理解するようにします。大切なのは「考える」「疑問を持つ」「疑問を解消する」「学習内容を理解する」というサイクルであり、「記録する」ことの重要性はその次です。時には板書内容が教科書や参考書にほとんど載っていたりもするからです。ところが多くの生徒は「おとなしく前を向いて授業を聞き、先生が板書した通りにノートに写す」ことを、授業を受けることだと勘違いしています。

「大事なことを記録しておき、後で覚える」というのは、「テレビ番組をつけっぱなしで他のことをし、後で録画を見る」という行為に似ています。時間が倍かかるのはわかりますよね? 無駄な時間は省き、効率のいい勉強をしましょう。


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