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国際看護の日

2020年05月12日

今日、5月12日は国債看護の日なんだそうです。
ナイチンゲールの誕生日にちなんで、制定されました。


 


ナイチンゲールは、たくましく理論派で、改革者だったそうです。


 


当時、専門的な知識が必要ないとされ、召使のような職業と思われていた看護師という職業の地位を一変させたナイチンゲール。


 


彼女は、両親の反対を押し切り、看護師の道を進み、1845年に勃発したクリミア戦争へ従軍。
死亡率の高さが、その衛生面にあると考えたナイチンゲールは、トイレ掃除を徹底。換気などの衛生面に気を配り、着任直後42%だった死亡率を3か月で5%まで下げました。


 


縦割りの軍内部の指示系統のため、必要な薬をもらえなかったナイチンゲールは、木でできた薬箱をたたき割って取り出したという逸話も残っています。


 


クリミアの天使、白衣の天使と呼ばれたときには、次のように返事したと言います。
「天使とは、美しい花をまき散らすものではなく、苦悩するもののために戦うものである」


 


患者によりそうため、夜回りを行ったことから、ランプの貴婦人と呼ばれたナイチンゲール。
しかし、英雄視されることを嫌がり、偽名で帰国します。


 


ナイチンゲールの物語は続きます。


 


帰国後、大佐からの報告書を読み、また従軍時に集めた自身の記録から、「コウモリの翼」と呼ばれる多角形のグラフを作成します。まだ、円グラフも棒グラフもない時代に、学者ではない女王が、数字を目で見て納得できるようにと工夫したものです。そういった功績から統計学会のメンバーに選ばれます。


 


ナイチンゲールは、プレゼンテーションでも成功をおさめるのです。


 


ナイチンゲールは、マザーテレサと同様、自己犠牲のみによる援助活動に反対してました。
「犠牲なき献身こそ真の奉仕」という言葉も残されています。


 


自分で調べ、自分で考えたナイチンゲール。
「物事を始めるチャンスを私は逃さない。たとえ、マスタードの種のように小さな始まりでも、芽を出し、根をはることがある。」
そんな言葉も残されています。


 


ナイチンゲールを支えたのは、幼いころの贅沢ともいえる学習の賜物です。
フランス語、ギリシャ語、イタリア語、ラテン語、ギリシャ哲学、数学、天文学、経済学、歴史、美術、音楽、絵画、地理、心理学、文学。


 


よく見れば、私たちが中学、高校と勉強している内容とほぼ同じです。


 


私たちも同じ種を持っていると思えば、楽しみも増えます。


 


まずは、いろいろなこと、ふと気になったこと、調べてみると発見があってたのしいものです。